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コネシマ様を医療班に任せた後、私はその場から立ち去った
「.....これ、"今のまま"では我々国は劣勢だな」
最高戦力であるゾムさんと連絡が取れず、近距離部隊隊長の一人であるコネシマ様は戦闘不能
近距離部隊隊長はシャオロン様だけとなった今、前線はシャオロン様ただ一人に託されたも同然
いつも通りなら彼だけでも十分だろうが今回は違う
今回は、何故かa国の軍人の数が異様に多いという不測の事態が発生している
参謀長のエーミール様は一体どうするのか
まずもって何故数が多いのか
以前ゾムさんがa国に偵察に行っているため、情報不足だということはないはずだ
「...って、何心配してるんだよ」
私には関係ない
依頼に集中しなければ
彼らのことを頭から追い出すように両頬を両手で叩く
その時、視界端にノエル様の姿を捉えた
彼女は私の望んでいたところ...つまり右側の森に近くにいた
少し森から離れてはいるが、先程の位置よりも余程殺しやすい
「...好都合」
このまま殺してしまおう
違和感の正体は未だ掴めてはいなかったが、目の前のチャンスを逃してまで、その違和感の正体を突き止めようとは思わなかった
ナイフを一本取り出し握りしめる
そして気配を消して一気にノエル様の元へと駆け出し、背後を取る
私は完全に殺せることを確信した
ナイフを彼女の首目掛けて振ったその時だった
「...っ"」
右手にジクリとした痛み
そして一瞬にして、右手の痛みの数倍の痛みが全身へと回り、力が入らず思わず倒れ込んだ
「はっ...？」
息が苦しくなるのを感じる
これは.....毒？
「...ふふっ。引っかかった」
声の主を見上げるとノエル様が皮肉な笑みを浮かべていた
何故...まさか私に気づいていた？
引っかかったということは、この毒はノエル様の思惑.....上手いことしてやられたって訳か.....？
「あははっ。良い眺めっ。まさかAちゃんを"物理的に"見下ろす日が来るなんてね」
...不味いな
この毒はコネシマ様が食らった毒と同じ毒だと思っている
現に私は今、意識は失っていないものの視力の低下や力が入らないといった、先程のコネシマ様と同じ状態だ
「.....は？」
同じ毒.....この毒がノエル様の仕業だとするならば.....何故コネシマ様に攻撃した？
ノエル様の中では、彼女は我々国の幹部だというのに何故味方を.....
「おー当たってる当たってる」
「逆に毒当たってなかったら作戦失敗やったからな」
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ツツジタケ - 続き楽しみに待っています！本当にこの作品大好きなんで一生待ち続けます！ (10月25日 20時) (
レス) @page25 id: 5d2983dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ。(プロフ) - 続き楽しみにしております！ (2023年3月14日 20時) (レス) @page25 id: 2b9d230f0e (このIDを非表示/違反報告)
ましかに - 続き楽しみにしてます！！！！更新頑張ってください！！！！ (2022年7月12日 23時) (レス) @page25 id: b45f3d1284 (このIDを非表示/違反報告)
やくると(プロフ) - 新話の投稿、ありがとうございます (2022年5月22日 23時) (レス) @page24 id: c7fc45db3f (このIDを非表示/違反報告)
もずくとこん。 - 続き楽しみ!!応援してますぅぅ! (2022年5月8日 20時) (レス) @page23 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なき | 作成日時：2021年3月12日 22時
