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森の中を気配を消して走り前線へと向かう
走りながら戦争の状況を確認しているが、トントン様はどうやら戦争には今のところ参戦していないようだった
恐らくグルッペン様や城に残っている悲戦闘員の護衛だろう
ロボロ様の援護も今はまだないようだった
遠距離部隊は隊長である鬱様と副隊長のショッピさんの二人とも参戦している様子
そりゃそうだがあの二人がいるか否かでノエル様の暗殺のし易さは容易に変わる
中距離部隊では隊長であるひとらんらん様が中心となって近距離部隊のサポートをしている
そして今回私にとって最も重要な情報である前線
そこにいるであろう近距離部隊隊長のコネシマ様とシャオロン様、そしてノエル様の姿はここからではまだ視認出来なかった
暗殺部隊隊長であるゾムさんの姿も
代わりに私の視界に入ったのは一人の戦闘員と戦って負傷を負わされているチーノさんだった
彼は書記長補佐だが偶に戦争に参戦することもある
だが彼も戦闘能力を認められた幹部の一人だ
勿論のこと彼は強い
そのチーノさんが追い込まれている相手ということは相手もそれなりに"できる"のだろう
「っ.....あぁもうしつこいわお前っ...！」
「やっぱり.....貴方幹部のチーノさんですよね？」
「...それがなんや！」
「実は私貴方を探してたんですよぉ」
チーノさんの切羽詰まった声と相手の戦闘員である女の余裕そうな声が聞こえる
「.....！」
その時ハッと気がつく
よく見たらチーノさんと戦っている相手の女、あの時の暗殺者だ
偵察のためにn国へ馬車で向かっている最中、シャオロン様とショッピさんを眠らせたa国に雇われたと思しき女の暗殺者
雇われではなくa国の幹部だったのか？
いやそんなことはどうだって良い
それよりもチーノさんはあの女と...しかも一対一.....
馬車の一件で接触した時分かったがあの女中々の手足れだ
恐らくチーノさんでは.....
その時先程の会話の続きが聞こえてきた
「黒薔薇の蝶が暗殺依頼を断った暗殺対象がどれほどなのか気になったんですけど〜.....ふふっ弱いですね、貴方。何故彼女は依頼を断ったのでしょう.....？」
「どういうっ...ことやねんそれ！」
「あら、知らされてないんですかぁ？面白くないですねぇ」
そう言って女は手に持っていたナイフをクルリと回して持ち直し振りかぶった
それを視界が捉えたや否や私の体は既に動いていた
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ツツジタケ - 続き楽しみに待っています！本当にこの作品大好きなんで一生待ち続けます！ (10月25日 20時) (
レス) @page25 id: 5d2983dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ。(プロフ) - 続き楽しみにしております！ (2023年3月14日 20時) (レス) @page25 id: 2b9d230f0e (このIDを非表示/違反報告)
ましかに - 続き楽しみにしてます！！！！更新頑張ってください！！！！ (2022年7月12日 23時) (レス) @page25 id: b45f3d1284 (このIDを非表示/違反報告)
やくると(プロフ) - 新話の投稿、ありがとうございます (2022年5月22日 23時) (レス) @page24 id: c7fc45db3f (このIDを非表示/違反報告)
もずくとこん。 - 続き楽しみ!!応援してますぅぅ! (2022年5月8日 20時) (レス) @page23 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なき | 作成日時：2021年3月12日 22時
