Dangerous Gamble__ 2

gambler 68 ページ36

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Aside



「っん、、。」



頭痛の残る頭。


それと背中のやわらい触感。



？「おはよ目覚めた？」



顔を覗き込まれ回っていたかった思考がゆっくりと正常させようとする。




それですら頭に頭痛が走る。




？「大丈夫？」



私の体に触れようと近づかれる。




「やｯだ…！！」




拒絶する理由なんて





與「っ、ほんまむかつくんやて」




與先生だから。




「なんｯ、で…」




なぜ私は朝に與先生といるの？



なぜこの柔らかいベットで彼につかまっているの？


昨日、なにがあった…？



與「助けたったのにそんな扱いですか」


どうやら與先生曰く、



玄関を出たところで何者かにﾊﾝｶﾁで口元を押さえられ気絶したのだとか。



そんなことが身近に起こるなんて…


與先生がもし来てくれなかったら？


與先生じゃなかったら？


私、今ごろどうなってたんだろ…



考えただけでぞっとする。それに申し訳なさに襲われる。



「ごめ…んなさ…ぃ」


いわなきゃここで私に責任があるような気がして、。



うつむいてしまう癖もどうにかしたい。



與「気にせんでいいし、


　でも、」

　

” ただ、しばらくここから一歩も出んとき ”


與「外は危ないしもう出ん方がいい。ずっとここいとけば安心や。」



” なんかあってからやと遅いねん。 ”


手をそっと握られる。



「でもｯ…」


與「俺のためとしてもいてくれへんか…？

　Aだけは危ないめにあってほしくないんや、ｯ」



ぽろりと落ちる彼の綺麗な涙。




「隆弘…は、？」



與「あわんでいい、ｯ」



「しばらくなんだよね…？」



與「そうや、しばらく」




この時、人それぞれの感覚に差があることなんて思いも知らない。


ここからが恐怖に満ちるなんて思いもよらない。




與先生の優しさに触れた気がする。


彼は本当に優しすぎるほどの人なんだって。



あんな見方をしてたと思えば失礼すぎる。




お詫びにもならない、



「わかった、、。もうでない、ｯ、」



でも一度だけ信じてみようと思う。



與「ほんま！？よかった…


　じゃあ、ご飯作ってくるわ、寝てていいよ」


　

「えっ、でも仕事…っ」




與「なにゆうてんの？

　

　それも引っくるめて一切外出さんでな？」


ｽﾞｷｯとした胸の痛み。


まるで毒針に射ぬかれたような。



怖すぎる笑みで私を見る。




騙されたんだ、ｯ____________

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