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48.永遠の愛の誓い ページ49

「A」

「…」

「一年で気持ちが変わっちまったら、俺マジで許さねェからな」





愛しい人は笑顔でそう言ってくれた。





「……変わるわけないでしょ」

「だよねだよねー!さすが俺のAちゃんっ!」





いつもと変わらない態度で
私と接してくれる。





「じゃあここに名前書いてくんねェ?」

「!!!」





急に真面目な顔をしたかと思えば
懐から一枚の紙を取り出した。





「これを御守りとして、俺頑張るから」

「…」

「パチンコもやめて、あいつらにも給料払って、家賃も払って、真面目に生きるから」

「銀ちゃん…」

「だから帰ってきたら一緒に役所行こうぜ。俺の、奥さんになってくれ」





銀ちゃんが持っていたのは婚姻届だった。





「後悔…しないの?」

「知らねェの?流行ってんだよスピード婚!」





いやそうじゃなくて…





「ふふっ」





だけど銀ちゃんらしくて自然と笑みが溢れて
私はその紙に名前を書いた。





「A、その時が来たらもう一度ちゃんと言うから」

「期待しとくね」

「あ、その変わり”はい”以外は無しだからな!」

「銀ちゃんこそ、やっぱなかった事にとか言わないでね」

「言わねェよ」





そして銀ちゃんは、軽く私にキスをした。







.







「愛してる、A」







.








.







「私も愛…」

「そろそろ時間だ」







と、土方さんのKYすぎる言葉によって
甘い時間は終わった。





「てんめっ!!感動の別れと永遠の愛の誓いくらいさせろやこの腐れポリ公!!」

「公開プロポーズさせてやっただけでもありがたく思えこの腐れ天パ!!」





あっ…
そう言えば…





「熱いねィ、お二人さん」

「新八ィィ!!手どけろヨ!!」

「あっ、そろそろ大丈夫だね」

「俺もお妙さんとあんな事したーい!!お妙さーん!!俺とケツ婚…」

「なーにケツ毛うつそうとしとんのじゃワレェェ!!」





みんな居ること忘れてた…

完全に2人の世界に入り込んでしまってた。
ヤバい恥ずかしい…



早く行こう。





「おい待て!!まだAの”愛してる”聞いてねェェェェ!!」





銀ちゃんの断末魔のような叫び声を聞きながら
私はパトカーに乗った。







.







.







銀ちゃん…
愛してるよ、心から。


だから続きはまた今度ね。

*エピローグ[追記5/12]→←47.それぞれの優しさ



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なさん(プロフ) - アリスさん» どういたしまして! (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 教えて頂きありがとうございます。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - 〜KBとか〜MBとかです。上手く説明できないのでググってみてはどうですか? (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 容量とは、、、?すみません。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - アリスさん» 絵というより容量ですね。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさん | 作成日時:2016年4月11日 16時

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