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4.ストーカーと愛情は紙一重 ページ5

______2ヶ月前。





「銀ちゃん、ちょっと相談があるんだけどいい?」

「恋の相談なら受け付けてねェぞ」





いつものように
すまいるに飲みに来てる時だった。





「なんか最近、誰かに見られてるような気がして…」

「ストーカーか?」





まぁ水商売に限らずよくある話だ。
実際お妙もゴリラに付きまとわれてるし。


だがAの場合
ゴリラレベルではなかった。





「毎日家に着いた途端、知らない番号からワン切りがかかってくるの」

「…」

「こないだはお客さんとご飯食べてる所の写真がポストに入ってて…」

「……ガチの奴じゃねェか」





ニュースとかでもよく見る
殺人とかやりかねないタイプの奴。

独占欲や嫉妬が人一倍強くて
狂っちゃうタイプの奴。





「そりゃ大変でさァ」

「大変どころじゃねェ…って何でてめェがいんだああああ!!」

「送別会なんですよ、土方さんのー」

「誰がいつ辞めるっつったァァ!!」





いつの間にか俺の席に
沖田くんと土方くんが座っていて

店内を見渡すと真選組の連中が
どんちゃん騒ぎしてきた。





「で、心辺りはあるんでィ?」

「それがないのよ。でも可能性があるとすればお客さんかと…」

「そーゆうのはこいつじゃなくて俺達に言えよ」





土方くんは煙草をふかしながらそう言った。

チラッとAが向けた視線の先には
お妙にボコボコにされてるゴリラが一匹。





「ストーカーの部下に相談するほど私もバカじゃないんで」





Aは笑顔でそう言うと
シッシッと2人を払いのける素振りを見せた。





「まぁ調べてはみる。犯人の心辺りでもついたら言え」

「極力一人で帰らねェ事ですねィ」





その日からあいつがアフターのない日は送って、
来れない日でも迎えに来たりはしてた。

まるで彼氏にでもなった気分だ。








あれ?
俺、ストーカーみたいになってね?



いや大丈夫だ、うん。









というのが2ヶ月前。

5.キャバ嬢とチンピラ警察→←3.くるくる天パの憂鬱



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なさん(プロフ) - アリスさん» どういたしまして! (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 教えて頂きありがとうございます。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - 〜KBとか〜MBとかです。上手く説明できないのでググってみてはどうですか? (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 容量とは、、、?すみません。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - アリスさん» 絵というより容量ですね。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさん | 作成日時:2016年4月11日 16時

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