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23.犯罪の第一歩 ページ24

男の息が耳にかかる。
気持ち悪い。





「しょっちゅう真選組の奴か銀髪の男と一緒に帰ってるよね?これからは僕が送ってあげるよ」

「けっ…結構です」

「丁度僕の家と同じ方向なんだ」





その途端、私は地面に押し倒され
首を掴まれた。





「僕…Aちゃんの隣の部屋なんだよ。気付かなかった?」

「!!!」





正直覚えてなかった。

でもきっと一度くらいなら
挨拶をしたことがあるのだろう。





「覚えてないなんて酷いね。悲しいよ…」





男は徐々に首に入れる力が強くなり
叫びたいのに声も出なかった。





「罰としてお仕置きしないとね」





死を悟った。


だけどその瞬間
銀ちゃんに言われて短刀を持っていた事を思い出し
すぐに懐から取り出して


下から男の腹部をおもいっきり刺した。





「ぐぁああああああ!!」

「ひっ…!」





男は呻き声を上げ
地面にうずくまってしまう。


私は恐怖と、初めて人を刺した事に体が震え
その場から動けないでいた。


すぐに男は静かになり
ピクリとも動かなくなった。





「……どう、しよう」





静かに、草履が地面を擦る音が近づく。


誰か来る…









「なかなか度胸あるじゃねェか」





見られた!そう思ったのも束の間

近づいてきた男は刀を抜き
地面に倒れる男にトドメを刺したのだ。





「なっ…!!」

「てめェ、すまいるって店の女だろ。有名だぜ?」





僅かな街灯に照らされた男の顔をよく見ると
あの有名なテロリスト、高杉晋助だった。


その事実は襲いかかる恐怖に
さらなる追い打ちをかけた。





「安心しな、海にでも捨てといてやる。ただし…」

「…」

「俺と会った事は誰にも言うな」





血のついた刀をそのまま首元に向けられた。


″喋れば殺す″
そう理解するのに時間はかからなった。





「……わかりました」









________これが全ての始まり。

24.私がキャバ嬢になった理由→←22.例のストーカーの件



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なさん(プロフ) - アリスさん» どういたしまして! (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 教えて頂きありがとうございます。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - 〜KBとか〜MBとかです。上手く説明できないのでググってみてはどうですか? (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 容量とは、、、?すみません。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - アリスさん» 絵というより容量ですね。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさん | 作成日時:2016年4月11日 16時

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