17.お悩み解決?110番 ページ18
「へぇー、それで落ち込んでんのかィ」
「総悟くん…興味ないでしょ」
次の日、たまたま総悟くんと
土方さんがお店に来てくれた。
元気がないからって
総悟くんに半ば強制的に喋らされた私。
さすがは警察。
誘導尋問がお上手で。
もちろん、銀ちゃんの名前は伏せて
あくまでお客さんじゃない事にして。
「解決方法ならあるぜィ」
「なに?」
「俺の女になりゃいいんでさァ」
「またそれか…」
私は溜め息をついて
総悟くんにりんごジュースのグラスを差し出す。
「おい、ガキ扱いすんじゃねェやい」
「総悟くん?からかうのもいい加減にしてよね。総悟くんが私の事好きじゃないのなんて分かってるんだからね」
「あれ?バレてやしたー?」
全く悪びれる様子もなく総悟くんは
大人しく私のあげたりんごジュースをストローで飲む。
あら、可愛い。
「Aは俺のオモチャでさァ」
「子ども扱いするとすぐ拗ねるくせにー。このこの」
そう言って頬をツンツンとしてみると
人差し指を思いっきり掴まれた。
今なんかゴキっつたぞ。
ちょっと涙出そうだったぞ。
「土方さん、どう思う?」
「つーか、客に恋愛相談するキャバ嬢ってどうなんだよ」
「えー、だって何かあれば110番しなさいってお母さんによく言われてたよ?」
真選組もお悩み相談隊とか
作っちゃえばいいのに。
「俺達ァ警察でも武装警察だ。いちいち人の色恋沙汰なんざ聞いてられねェっての」
「冷たいなぁ」
「そういうのこそ万事屋に相談しやがれ」
「…」
一瞬バレたのかと思って
ドキっとした。
「まぁ旦那の事だ。フラッと店に現れると思いやすがねィ」
「そうかな…って、ええええええ!?」
「やーっぱり旦那の事か」
こんのクソガキ…!
カマかけやがったなぁ!!
「お巡りナメんな」
「こーゆう時だけ警察面してんじゃねェ!!」
完敗である。
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なさん(プロフ) - アリスさん» どういたしまして! (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 教えて頂きありがとうございます。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - 〜KBとか〜MBとかです。上手く説明できないのでググってみてはどうですか? (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 容量とは、、、?すみません。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - アリスさん» 絵というより容量ですね。 (2017年10月7日 23時) (レス) id: 7d29fdf294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なさん | 作成日時:2016年4月11日 16時