【銀魂】夜兎族最強と真選組最強 2

51.高杉晋助 ページ4

____翌日




「やってるやってる」




テレビをつけると
さっそくニュースになっていた。




〔昨日、夕方〜夜にかけて、何者かによって京の町が襲われました。被害はぎおんで1件、ぽんと町で3件、犯人は番傘を持った集団とのことです〕

「あはは！うちら悪者っスね」




まったくだよ…

でもこれで奴らは動くはず。




「今日はどうするんスか？」

「今日は見張りだけ」

「えっ？徹底的に潰していかないんですか？」

「店を潰したのは奴らを動かして、本拠地を割り出す為。そんで上を潰す」




下っ端を潰しても意味がないからね。




「なるほど！さすがですね」

「お前がバカなだけだろ」




3日間見張りを続けて2つの場所を割り出した。


三条小橋の近くの団子屋の2階と
ぎおんのとある飲み屋だ。


私達全員、二手に分かれて
交代で見張りを続けた。





＊＊＊





夕方になり愛純とポチと私は
三条小橋の上で団子屋の様子を見る。




「そろそろ動き出しますかね」

「どうだろう。動きがなかったら明日襲撃する」

「「了解！」」




しばらく見張りを続け
時計を見るともう4時。


その時、背後から複数の気配を感じた。




「生きてやがったのか。まさか地獄じゃなくこんな所で会うとはなァ」




この声…




「……高杉！！」

「奇遇だなァ。最近この辺で暴れてんのもアンタらかい」




他に金髪の女の子とおじさんもいた。


何でこいつがここに？




「晋助様！誰っスかこの女！！」

「隊長、知り合いっスか？」

「「……」」




ほんの一瞬だけ
2人の間に流れる時間が止まる。




「「喋り方真似すんじゃねェよ！！」」

「これはこれはピチピチギャルが2人…」




私と愛純を見てそう言うおじさん。




「変な目で隊長を見るなよ！！このロリコンが！！」

「ロリコンじゃありません、フェミ二ストです」




こっちはこっちで言い合いを始めた。




「隊長だァ？てめェ一体何モンだ」




相変わらず高杉は
煙管をふかしながらニヤリと笑う。




「ただの夜兎族の一人だよ。あいにく、春雨は破門になってね」

「春雨！？いたっスか？こんな女」




まぁ超短期だったから
話題にもなってないだろう。

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