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04.初めての地球旅行 ページ5

「何でいきなり血まみれになってんだよ」




無傷で帰ってきたはずだった私が
血まみれで現れたもんだからみんな驚いてた。




「クソッ!神威め…」




やっぱり強いな…
全然敵わない。




「神威団長とやり合ったのか」

「なら納得だ。仲悪いのか?」

「……仲良いと思ってたわけ?」




とんだ勘違いだ。
仲悪いどころか殺し合う仲だってのに。


すると団員の一人が私の左腕を見て



「この前から気になってたんだが、その傷何なんだ?」




不思議そうな顔をする団員。


私の左腕には
肘から手首にかけて縦に一本の傷がある。




「あ、これ?昔殺されかけた事があってね。神経やられちゃって麻痺してんの」




その傷を指でなぞる。




「だからいつも右手だけで…」




基本的に左手はポケットに入れてる。
戦う時でも。

その方が安定するからね。


まったく動かないワケではないけど
力がほとんど入らない。




「そういう事。まぁ片腕でもじゅうぶんだけど」




そう言って自分の手当てが終わり
私は部屋の外に出た。









『ねぇ、Aちゃん。なんでいつも兄ちゃんとけんかしてるの?』

『何でかな。きっと神威は私の事が嫌いなんだよ』

『あぁ、嫌いだね』

『ほらね、神楽は私の事好きだよね?』

『うん!』









窓から真っ暗な景色を眺めながら
少し昔を思い出していた。


神楽、元気にしてるかな?
もう14歳になってるのか…









「おーい」




人がせっかく思い出に更けていたのに
それを掻き消すかのように聞こえてきた声。




「何?今はもう続きをやる気分じゃない」




その声の主は
さっきまで殺し合いをしていた神威なワケで。




「俺もだよ。しばらく中止ね!あのさ、俺達3日後に地球に行くんだけど、Aも来なよ」

「は?」

「俺は別に来てくれなくていいんだけどね。提督の命令なんだよ」



いきなり何を言い出すかと思えば…


何か企んでるのか?
いや、考えすぎか。



でも地球なら少し行ってみたいかも。




「アンタと一緒に行動すんの?」

「まさか。俺達は地球の江戸にある吉原って所に用があって、A達は江戸で調査だってさ」




ふーん、調査か。




「いいよ、行く」

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優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです! (2016年4月28日 9時) (レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(。-_-。) - 凄い面白い!こんなん書いてくれてありがとうです! (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます!紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさん | 作成日時:2015年4月20日 4時

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