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32.心情はいかに ページ33

〜神威Side〜



ドサッとAが床に倒れた。




「「ギャハハハハ!!」」

「急所をやりやがった!!」

「ざまぁーみろ、この裏切り者が!!」




俺は床に倒れたAを引きずり
用意した宇宙船に放り込む。


そして扉を閉め発車スイッチを押すと

少しして船は勢いよく
真っ暗な宇宙へと飛んで行った。




「ありゃ長くと持たねェだろうな」

「冷酷非情な男だ」

「よくやったぞ、神威!」




みんな口々にそう言ったが
俺は無視した。




「さすがのアンタでも、馴染みを殺るのは気分が良くねェか」

「……手洗ってくるよ」




阿伏兎は俺の顔色を見て
そう思ったのかもしれない。


風呂場に行って
手にこびりついた血をシャワーで洗い流す。




「…」

「何て面してやがんだ」




風呂場から出ると、ずっと待っていたのか
壁にもたれかかる阿伏兎がいた。




「……何か言いたそうだね、阿伏兎」

「俺の目は誤魔化せねェぜ?このスットコドッコイ。言いたい事は山ほどあるが、まぁいい」




そう言ってチラッと俺の腕を見た。




「それよりさっきのを見て、団長側につくという輩が増えそうだ。いよいよ本格的に派閥争いでも始めるか?」




最近はそんな話をたまに耳にする。


俺派か阿呆提督派かに
分かれつつあると。




「興味ないね。そんなのどっちでもいいよ。俺はただ強い奴と戦いたいんだ。”あんな女”を気にかけてる暇はない」

「やれやれ…まぁ団長も気を付けるんだな。提督(あいつら)がいつ第7師団(うち)を潰すかもわからねェからな」




そして「ほらよ」と言って
俺にある物をポイッと投げる阿伏兎。




「…」

「それ使え」




さすが阿伏兎。
すべてお見通しだった。

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優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです! (2016年4月28日 9時) (レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(。-_-。) - 凄い面白い!こんなん書いてくれてありがとうです! (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます!紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさん | 作成日時:2015年4月20日 4時

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