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03.あわや殺し合いに ページ4

_____とある星にて。




「ぎゃあああああ!!」

「まずい!!逃げるぞ!!」




私は自分の番傘で砲弾をぶっ放つ。




「逃がさないよ」

「ゔっ…」




そして相手の首を掴み
素手でブスッと体を貫いた。



それからも私は番傘で敵を撃ち殺し
回し蹴りで敵を蹴飛ばし

持っている小刀で敵を切りつけては
次々と相手を殺した。




「こんな雑魚の血なんか、マズくてたまったもんじゃないね」




返り血が付着した指を
ペロっと舐めた。



私達第6師団は数日に渡り
小さな星を襲ったのだ。


とはいってもここは春雨のモノらしく
お構いなしに暴れ回る輩を殺っただけだけど。




「戻ろう」




そして母艦に戻ってきた。


すると正面から神威が
パチパチと拍手をしながら笑顔で歩いてくる。




「結構やるじゃん」

「……私の観察?趣味悪いね」

「それはこっちの台詞だよ。俺を追ってここまで来たんだって?」




やっぱり阿伏兎は喋ったか…

さらに神威は続ける。




「ほっといてくれない?それとも本当に殺されたいの?」

「じゃあ殺す?」




私がそう言うと神威は目をカッと見開き
私に殴りかかってきた。


拳は見事私の頬にヒットし
すぐに私も殴り返す。



しばらくやり合って
私は思いっきり床に叩きつけられた。




「俺に勝てると思ってるなら大間違いだよ」

「…」




神威の言葉を無視し立ち上がり
上に高く飛び、頭にかかと落としを食らわせてやる。




「じゃあ私が負けるって?」

「強い女は好きだけどお前は嫌いだよ、A」

「…」

「昔からね」

「私も…大っ嫌いだね」




ある意味気持ちを確かめ合った後
お互い強く拳を握って殴りかかろうとした時…




「そこまでだ、2人とも」




止めに入ってきたのは阿伏兎だった。


そして神威に視線を移し




「提督が呼んでるぜ、団長」

「あーあ、いいところだったのに」




そう言って背を向けて
去って行こうとする神威。


阿伏兎のせいで次回持ち越しだ。


でも私は、去り際の神威に向けて




「お前は私に勝てない」

「…」

「いい加減目を覚ませ、バ神威」



そう言ってやった。


一瞬こちらに振り返った神威の顔は
またニコニコと笑ってやがった。

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優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです! (2016年4月28日 9時) (レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(。-_-。) - 凄い面白い!こんなん書いてくれてありがとうです! (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます!紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさん | 作成日時:2015年4月20日 4時

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