騎士様と甘い口付けを。 ２

愛の血　帰　ykmr ⭐︎ ページ14

痛い

頭が痛い

ここはどこ？

▷叫ぶ
▷図書室へむかう
▷地下へ行く
▷考える
▶︎大広間へ行く

『あ、あの、』

て「ええっと、君。あれ？なんて名前だっけ？」

ば「えぇ？Aだよ、てっちゃん！」

ゆ「どーでもーいー」

ゆ「なんで2人もいんだよ、おかしいだろ」

ば「えぇ？」

て「家、帰りたい？」

『帰りたい、、です』

ば「じゃあ、あっちでいいじゃん

ゆきむ、送ってって？」

ゆ「なんでゆきむら。が、、」

ゆ「ほら、こっちこい」

『あ、はい』

ガコって音がして、

2人の姿が見えなくなると、

ゆ「お前、本当に帰りたいの？」

なんて、呆れた様に言うから、

少しの動揺が生まれた。

ただ、あの人達の口から見える八重歯が

怖くて、そんな事をいった。

気づくともう森で、

街はすぐそこに見えていた。

彼はもう一度言った。

ゆ「お前、帰りたい？」

帰ったら、誰か喜んでくれるだろうか。

わたしの帰りを待ってる人はいるのだろうか。

不意にそう問われた気がして、

目を逸らした。

彼は口角を上げた。

ふわっと笑って、

唇が重なる。

ねぇ、帰りたくないって言わせて魅せてよ

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