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沢山の有名人と会って挨拶を交わし、PRADAのショーを見させてもらい、ここでの仕事は終わり。
｢ふぅ……緊張した…｣
JH ｢ずっとよそ行きのAだったもんね、全然喋んないしwww｣
｢だって英語分かんないんだもん！！ユノが話してくれてたから安心しきってた｣
飛行機の時間までまだ余裕があったから、PRADAの本店に連れてきてもらった。
なんか欲しいな、と思い店内を散策していると見つけた、めちゃくちゃ好みの指輪……。
ショーケースから出してもらうか迷っていたらいつの間にか後ろに居たユノが｢欲しいの？｣と聞いてきた。
｢うん、めっちゃ好みだなって思って｣
JH ｢A好きそう、いいじゃん｣
店員さんがショーケースから出してくれ、私の指にぴったりのサイズを持って来てくれた。
シンプルなデザインだけど、場所を選ばずいつでも使えそうでもう買う気満々で指から指輪を取ろうとした時、｢これ男性が付けられるサイズもありますか？｣とユノが店員さんに問う。
頭に "？" ばかり浮かべていたら持ってきてもらった指輪を右手の薬指に付けて｢ぴったり｣とえくぼを見せるユノ。
JH ｢すみません、これとこれ2つください｣
｢え、ちょっと待って！私払う払う！｣
私が欲しいって言い出したのに、ユノがカードでお会計を始めちゃってすっっごいテンパる、だってサクッと買えるお菓子みたいな額じゃないんだもん！！！笑
JH ｢いいよ、俺がペアにしたかったから｣
｢良くない！額が大きすぎるってば！笑｣
JH ｢そんなの気にする性格だったっけ？笑｣
あっという間にお会計が終わってしまい、ユノの手には指輪が2つ。
｢なんか夢みたい｣
私、指輪を付ける時、つける場所の意味とかそういうのにすごくこだわるんだけどユノが私の右手を取り、買ってくれた指輪を薬指につけた時、自分の体の温度が上昇していくのが分かった。
右手の薬指につけるのって、通称｢ラブリング｣と呼ばれていて恋人の存在を意味するんだよね。それと、リラックス効果もあるとか。
確かに私はユノの事が大好きで、ユノと居ると完全に安心しきって無防備な姿も見せちゃったり、素を見せている。
｢ありがとう…一生大切にする…お墓まで連れてく…｣
右手の薬指で存在感を放つ指輪を眺めながら、ユノの方を見ると私と同様右手の薬指に指輪をつけていた。
JH ｢ふっ、どういたしまして｣
｢……こりゃモテるなチョンジェヒョン｣
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作者名：マンネ
| 作成日時：2022年11月17日 20時
