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あの時何が起こったのか
当の本人は理解出来ていなかった
ぐらりと歪む視界
灰になってしまう彼は 彼女の首を絞めている
『クィ...レル...先生っ...』
初めはジンジンとそしてだんだん痛みを感じなくなる
この人は手遅れなのかな...そんなことを考えながらゆっくりと死に近づく Aの手が ローブのポケットに入った瞬間
それは来た
猛スピードで風に乗り 接近してくる黒い鳥がうっすらと見えたのだ
よく見ればそれは銀河のような羽根を持ち 本当にこの世に存在するのかと疑う程に 美しかった
それはカラスよりもっと大きいく壮大な声で鳴きながらその月のような目をAだけに向けていた
_______
セブルス・スネイプは夜の廊下を歩いていた どこからか聞いたことも無い魔法動物の鳴き声が聞こえた カラスのような だがもっと壮大な鳴き声
セブルスは興味本位でそちらに足を傾けた
一本の銀河模様の羽
たったそれだけが鳴き声が聞こえた方向の廊下に落ちていた
こんな魔法動物がいたのか?そんなことを思いながらそれをじっと見つめる
見つめていると それは徐々に灰に姿を変えていき
ついにその美しい原型がなくなった
その瞬間 セブルスは大事なものをなくしたあの時のことを思い出した
ただ不思議なことに そこにいたのは”百合”ではなく
Aだった
Aが 死んだような気がした
セブルスは賢者の石がいきなり心配になった
悪い感は当たるというものだ
その時にはもう ハリーは賢者の石を握り
そしてAは
霧になっていた
_____
【貴様も殺してやる】
クィレルの頭の後ろの顔がそう言った
ハ「貴様も?もしかして...誰かを殺したのか?」
ハリーの緑色の目が揺れた
そしてクィレルがにわかにブルっと震えた
クィ「サックスだ...」
ハリーの怒りは一瞬にして爆発したようだった
ハリーはクィレルに飛びかかって胸ぐらを引っ掴みたい思いでいっぱいだった
だが今の自分は賢者の石を持っている
それでも飛びかかる体制をとってしまう それだけいろんな感情が混じっていた
クィレルが賢者の石を奪おうと飛びかかってくる
そのときハリーも飛びかかった
首を絞めるクィレル その手をハリーが掴めばクィレルは悲鳴をあげながら離れる
「あぁぁぁぁぁああ!!」
クィレルの右手は灰になった
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理音(プロフ) - 更新頑張ってください!(*^^*) (2022年4月8日 9時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年3月23日 1時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
なう(プロフ) - サユリさん» お褒めの言葉ありがとうございます!本当に遅れて申し訳ないです… 主人公も喜んでおります! (2018年6月17日 1時) (レス) id: 3b5bde52bf (このIDを非表示/違反報告)
サユリ(プロフ) - とても面白いです。更新頑張ってください。主人公が可愛いです! (2018年6月17日 1時) (レス) id: c69002fcba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なう | 作成日時:2018年4月29日 12時