36 ページ37
目が覚めたとき毛布が体を包んでいた
ハッとしてベットを見ると寝かしたはずのAがいなくなっていた
また部屋に帰ったのだろうとため息をはく
『幸せが逃げちゃいますよ』
目の前から声がした 今の今まで気づいてなかったのがおかしいほどAが自分の目の前にいたのだ
『えっと 紅茶入れさしていただきました』
そういい充分と温まった紅茶を差し出す カップには百合の花の模様があった
『ありがとうございます でもこんなに部屋を温めなくともよかったのでは?』
その言葉で今自分が喉がカラカラで汗をかきそうなほど部屋が温まっていたことに気づく
セ「君はもう…寒くないのか?」
『はい 暑いぐらいです』
そう言ってこちらに向かって微笑む
杖をひと振りして暖炉の炎を弱める
セ「......なぜあんなことをしていたか…聞いても良いか?」
『...寂しかっただけなんです ただ......それだけ』
そういいAは自分用に淹れた紅茶をじっと見つめる
『私の両親の思い出話...聞いても良いですか?』
セ「......あぁ」
セ「......我輩が学生の時の話だ_」
______
アル「セブルス...ん」
そういい真っ白な髪をした青年は黒い髪を垂らした少年に一冊の本を渡し少年の横に座った
セ「?...えっと......」
アル「プレゼント 誕生日だろ...」
顔をそむけながら言う青年は顔が少し赤くなっており髪で顔を隠した
セ「...ありがとう...ございます」
少年もつられて少し顔を赤くした
二人の顔のほてりが消えた時少年は本の題名を見ようと表紙を見るが 題名はなく上品な黒皮だけが目に付いた
セ「この本は...」
アル「まぁ 開けてみな」
少年は慎重に本の一ページ目を開く
69人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理音(プロフ) - 更新頑張ってください!(*^^*) (2022年4月8日 9時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年3月23日 1時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
なう(プロフ) - サユリさん» お褒めの言葉ありがとうございます!本当に遅れて申し訳ないです… 主人公も喜んでおります! (2018年6月17日 1時) (レス) id: 3b5bde52bf (このIDを非表示/違反報告)
サユリ(プロフ) - とても面白いです。更新頑張ってください。主人公が可愛いです! (2018年6月17日 1時) (レス) id: c69002fcba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なう | 作成日時:2018年4月29日 12時