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ハリー ハーマイオニー ロンがもう一時間目の授業が始まるとAを心配しながらもグリフィンドール塔から出ていった
もうグリフィンドール塔にはAしかいなかった
ガッシリと閉ざされたドアがゆっくりと開いていく
かすかに空いたドアの隙間から夜空のような瞳が除く
『......』
ドアの隙間から除くAの髪は 黒炭と思うほど黒く瞳は黒く夜空のように小さな星の欠片が青や白で至る所に散らばっている それはまるで別人だった
ドアがまたゆっくりと閉まる
『フッ なぁA 何年ぶりだ？俺が 出てくんのはさ』
”少年”は眠りについている少女に語りかける
『寝てんだもんな 返事するわけねぇよな』
クックと笑う少年を見るものは皆 口を揃えて悪魔と呼ぶだろう
＿＿＿夜の帝王
少女は昔 夢を見ました
それは哀しいのか怖いのか 分からないようなものでした
どこまでも
世界の果てまでもが花畑なのかと思うほど その花畑は続いていました
花畑に咲く花は二種類だけ
少し赤の混じった黒いチューリップと 少女だけです
空は真っ黒 星なんて一つも顔を見せようとしません
ですが少女と黒いチューリップはハッキリと目に映るのです
〈知ってるか？
このチューリップは”夜の帝王”って言うんだぞ〉
少女はどこからか聞こえた少年の声に 血相変えて辺りを見回しました
ですが少年はどこにもいません
そう
いるはずがないのです
ここは少女の心の中 少女以外誰もいないはずなのです
〈そんなに驚かなくても大丈夫さ 俺は...”夜の帝王”...とでも名乗っておこうか〉
＿き 君は…誰？＿
少女は少年に問いました
少年は答えてくれました
〈俺は”夜の帝王” それ以外の何者でもない〉
少年の答えに少女は首をかしげることしか出来ませんでしたが少女にはなんとなく分かったのです
ーーーーー
黒いチューリップの花言葉
·私を忘れてください
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理音(プロフ) - 更新頑張ってください！(*^^*) (2022年4月8日 9時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年3月23日 1時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
なう(プロフ) - サユリさん» お褒めの言葉ありがとうございます！本当に遅れて申し訳ないです… 主人公も喜んでおります！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: 3b5bde52bf (このIDを非表示/違反報告)
サユリ(プロフ) - とても面白いです。更新頑張ってください。主人公が可愛いです！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: c69002fcba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なう | 作成日時：2018年4月29日 12時
