小型犬王子が不器用だった件について

27. ページ27

ご飯も食べ終わり、お風呂からも上がり、部屋でのんびりしていると

ﾋﾟｺﾝｯ

LINEがきた

A ｢セフンからだ！｣

トーク画面を開くと

SE: 今日はありがとう！久しぶりに2人で色々なこと出来て楽しかった！また行こうね( *´꒳`* )今度はお揃いの服着てデートする？笑

A: こちらこそ楽しかったよ！ありがと♡そうだね笑、今度はオソロでデートしよ！

SE: じゃあ、楽しみにしてる(＾∇＾)

A: 何その絵文字？変な圧を感じる笑

SE: 笑

A: 次はちゃんと可愛くして行く！頑張るね！

SE: どうして？

A: ？

SE: Aはいつも可愛いのに…もちろん今日も可愛かったし、これ以上可愛くなられたら困る(๐•̆ ·̭ •̆๐)

A: そう言ってくれるのは嬉しいけど…年相応に見られたいの！

SE: やっぱり気になってた？じゃあ、今度デートする時は｢大人っぽく｣とか意識しないでA自身、素で来てみて！

A: いつも素だよ

SE: 中身じゃなくて外見って意味だよ！いつもAはキム財閥のお嬢様だから｢可愛い｣っていうよりは｢綺麗｣を意識してるでしょ？

A: まぁ、外に出る時は｢上品に、綺麗に｣っていうのを心掛けてはいるよ

SE: その結果、綺麗に仕上がるから大人っぽく見られる

A: なるほど！

SE: だから今度デートする時は、｢上品に、綺麗に｣っていう意識を外して自然体で来てみて！

A: ありがと、セフン！そうする！

SE: うん！

A: じゃあ、もう寝るね！おやすみ(*˘︶˘*)ｵﾔｽﾐﾅｻｲ.｡.:*♡

SE: うん、おやすみ〜(*ˊ˘ˋ*)｡♪:*°また明日ね！


A: は〜い！バイバイ(*´︶`*)ﾉ


SE: バイバイ(*´︶`*)ﾉ

セフンとのやり取りを終えるとすぐに眠りについた

次の日

ガラガラ

？ ｢キム・A！｣


A ｢また来たのか…｣


？ ｢ごめんね、ベクじゃなくて｣


A ｢え？｣

下を向いていた顔を上げると

A ｢…キム・ジョンテ｣


CH ｢よっ！Aちゃん、この後予定ある？｣


A ｢ありCH ｢ないね！よし、決定！｣


A ｢いや、あCH ｢じゃあ早速行こ！｣


A ｢は？｣

そう言って無理矢理学校から連れ出され、向かったのは

A ｢何ここ…一体、どこよ｣


CE ｢俺たちの行きつけのクラブ｣


A ｢クラブ！？クラブって悪い方のクラブでしょ？なんで高校生が出入りしてんのよ…｣


CE ｢行くよ｣


A ｢あ、ちょっと待って！｣

28.→←26.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す