42. モヤモヤと嘘 ページ42
LH 「もったいなっ」
CY 「僕、クラスで「地味男」って言われてるんです」
LH 「えー!?」
CY 「イメチェンしてからは言われなくなりましたけど、高校に入学してからつい最近までずっとそう呼ばれてました」
LH 「じゃあ、地味なお前をAが変身させて、今の姿に?」
CY 「はい」
LH 「なんで、Aはお前にそんなことするんだ?」
CY 「さぁ…。でも、Aさんは他の人とは違います。僕をからかったり、バカにしたり、嘲笑うようなことはしません」
LH 「……」
CY 「…あ。そろそろ帰らないと」
LH 「どうしたんだよ?急に」
CY 「犬の散歩に行かないといけないので、僕はお先に失礼します」
LH 「犬飼ってんのか?」
CY 「いえ、友達の犬です」
LH 「友達の犬の散歩を何でお前が?」
CY 「バイトが忙しいらしくて、代わりに僕が」
LH 「お前も大変だな」
CY 「いえ、全然。それでは」
ガチャ
A 「ごめん、お待たせ」
CY 「Aさん、僕帰りますね」
A 「え?」
CY 「また明日、学校で」
ガチャ バタン
急いでAさんの家を出て、駅に向かう
少し遅くなるとベクに連絡をしようとするが、スマホがないことに気づく
CY 「あ。もしかして、Aさんの家に忘れた?」
取りに行こうと思い、引き返す
Aさんの家に着くと、部屋のドアを開けた
ガチャ
すると、
ルハンさんがAさんをベットに押し倒していた
CY 「……」
その光景を見た瞬間、胸がモヤモヤした
A 「ニョル君!」
CY 「……忘れ物を取りに来ましたが、日を改める事にします」
A 「待って!、ちょっと、どいて!」
LH 「ウッ!」
ルハンさんに腹パンすると、Aさんは僕の手を掴んで家を出た
スマホを返してもらうと、
A 「…あ、あのさ!さっきのは、なんて言うか…事故だから!」
CY 「事故?」
A 「うん!」
Aさんはきっと、僕が誤解してると思ってる
だから、その誤解を解きたいんだろう
でも、僕は何も誤解していない
それより、誤魔化されたな
Aさんは、嘘をついた
押し倒されていた時のあの表情、事故なんかじゃない…
なのに、どうして嘘をつく?
CY 「…別に、なんとも思ってませんよ」
A 「え?」
CY 「Aさんが何してようが、僕には関係ないので。じゃあ」
僕はAさんに背を向けて歩き出した
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NATZU(プロフ) - ひめさん» 移行しました!ぜひ読んでください! (2020年7月6日 20時) (レス) id: 07ed262c9a (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - NATZUさん» ずっとまってます!!長く続いてくれて本当に嬉しいです……( ; ; ) (2020年7月5日 23時) (レス) id: 9491740ad7 (このIDを非表示/違反報告)
NATZU(プロフ) - ひめさん» ひめさんのコメント読んで、作者が泣いてます!!すぐに移行できなくてすみません、もう少しお待ちください! (2020年7月5日 1時) (レス) id: 07ed262c9a (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - NATZUさん» NATZUさん〜( ; ; )ついににょるくんがサボりのお誘い……!!!!嬉しすぎて泣いてます、、 (2020年7月3日 19時) (レス) id: 9491740ad7 (このIDを非表示/違反報告)
NATZU(プロフ) - りんさん» ありがとうございますm(__)m (2020年7月1日 15時) (レス) id: 07ed262c9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NATZU | 作成日時:2020年5月12日 20時