20. 犬とショッピング ページ20
BK ｢違う…｣
A ｢子供化してる気がするんですけど…｣
BK ｢違う…｣
A ｢？｣
最寄りの駅で降りて、ベクの家に向かう
BK ｢こっちじゃない｣
A ｢え？こっちでしょ？｣
BK ｢まだ出かけるの！｣
A ｢え？いや、もう解散じゃないの？｣
BK ｢違う、行くとこあるもん｣
A ｢どこ？｣
そう聞くと、ベクは私の腕を掴んで違う方向に歩き始めた
ベクが向かった先は
A ｢行くとこって、ショッピングセンターじゃん｣
BK ｢悪いか！｣
A ｢そうとは言ってない。何見るの？｣
BK ｢服｣
A ｢あー、服ね｣
ベクの行きつけの店がこのショッピングセンターの中に入っているらしい
BK ｢あ、このパーカーいい！｣
A ｢黒もあるよ、あと、白｣
BK ｢本当だ。悩むな〜｣
A ｢無難に黒じゃない？｣
BK ｢う〜ん…あ！いいこと思いついた！｣
A ｢何？｣
BK ｢A、青と白ならどっちがいい？｣
A ｢？、白｣
BK ｢じゃあ、黒と白を俺のサイズで買おう！で、おそろ♡｣
A ｢おそろ？何で？｣
BK ｢何でって…いいじゃん！決定！レジ行こうぜ｣
A ｢いや、ちょっと…値段は！？｣
レジでお会計を済ませ、店を出ると
BK ｢はい、これ。Aの分｣
A ｢あ、お金。いくらだった？｣
BK ｢いいよ。今日付き合ってくれたお礼として、受け取って｣
A ｢でも、今日は私がBK ｢いいから、はい｣
そう言って、ベクは私に袋を握らせた
A ｢ありがとう｣
BK ｢ん。じゃあー、ラストはあれやるか｣
A ｢ラスト？あれ？｣
BK ｢ボウリングだよ｣
A ｢ボウリング？…もしかして｣
BK ｢勝負だ！｣
A ｢ですよね。やだよ、負けるもん｣
BK ｢そう言うと思ったから、助っ人を呼びました！｣
A ｢助っ人？｣
？ ｢A〜♡｣
A ｢……助っ人って、チャニョル？｣
CY ｢A！久しぶり！あれ以来全然店に来てくれないんだもん。会いたかったよ！｣
A ｢ごめん、最近仕事が忙しかったの｣
BK ｢毎日残業だもんな｣
CY ｢残業！？Aが？絶対そういうのするタイプじゃないのに…｣
BK ｢最近の話だよ｣
A ｢そう。急にやる気が出てきてね｣
CY ｢おぉ〜、いい事だ！でも、たまには遊びにきてよ？｣
A ｢分かった。今度行くね｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年12月8日 4時
