17. ヒヨコは心配？ ページ17
帰る支度をして、邪魔しないように何気なく言うと
LH ｢おう、お疲れ｣
A ｢！｣
返事が返ってきて驚く
LH ｢？…なんだよ｣
A ｢いや、なんでも。お先失礼します｣
LH ｢おう｣
そう言うと、会社を出た
家に帰る前に、セフンが働く近くのコンビニへ寄った
店内に入ると
SE ｢いらっしゃいま…ヌナ！？｣
A ｢あ、セフン！こんな時間まで働いてるの？｣
SE ｢今日は、急遽入ることになって…。ヌナこそ、今帰りですか？｣
A ｢うん、そう｣
SE ｢また残業してきたんですか？｣
A ｢まぁ、残ってた仕事があったからね。終わらせてきたの｣
SE ｢だとしても、こんな時間に1人で外歩くのは危険ですよ！｣
A ｢こんな時間って、まだ8時だよ？｣
SE ｢外は真っ暗です！｣
A ｢そうだけど…私もいい大人だから、大丈夫だよ｣
SE ｢前に自分で、｢夜は危険がいっぱいだからね〜｣って言ってたじゃないですか！｣
A ｢っ！……そうだったね、ごめん｣
SE ｢もう…。会社員だから、残業とか仕方ないのは分かってます。だけど、あんまり遅くなりすぎないようにしてください｣
A ｢分かった。気をつける｣
SE ｢絶対ですよ？…それで、何買いに来たんですか？｣
A ｢あ、ご飯買わなきゃ。じゃ、またあとで｣
SE ｢はい｣
買い物を済ませると
SE ｢ヌナ、ちょっとだけ待っててもらえませんか？｣
A ｢いいけど、どうして？｣
SE ｢もうすぐバイト終わるんで、"コタツでアイス" ヌナの家でまたしたいなーって｣
A ｢そのために私を待たせると？｣
SE ｢ダメですか？｣
じーっと私の顔を見てくるセフン
A ｢……ずるいな〜、セフン｣
SE ｢え？｣
A ｢そんな可愛い顔で見つめられて、断れるはずがないでしょ？｣
SE ｢ってことは……やったー！！(*´꒳`*)ﾍﾍｯ｣
A ｢ﾆｺﾆｺ｣
なんか、家の弟に似てるなー
最近会ってないけど元気かな？
双子の弟がいる私
弟達は、今高校生なんだけど…かなりモテてるとの噂が耳に入ってきまして
モテんだ…。へー
まぁ見事なイケメンに成長したもんなー、あの2人…
とか思いながら、若干切なくなってる姉です
SE ｢じゃあ、ちょっと待っててください！｣
A ｢うん｣
店内で少し待っていると…
SE ｢ヌナ！お待たせしました｣
A ｢あ、お疲れ！｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年12月8日 4時
