貴方が…【猗窩座】 ページ1
※悲恋(ピンク表現有り)
朝、目を覚ますと
隣で眠っている筈の愛しい貴方が見当たらない。
でも、それもその筈。
彼は鬼、私は鬼殺隊。
結ばれない、結ばれてはならない。
分かっているのに、今でも私の体には貴方の体温が残っている…。
こんなにも苦しい想いをするなら、貴方に出会わなければ良かった…。
私が鬼殺隊の柱に昇格したばかりの時、
強い者との戦闘に喜び、歓喜の表情を浮かべる貴方に出会った
私は何故だかは分からなかったけれど
そんな貴方に心を奪われた
きっと、一目惚れだったのだろう
それから、私は貴方を見付ける度に貴方の事を無意識に目で追っていた
私は貴方を見ているだけ。それだけで幸せだった…はず。
だが昨晩
貴方は私を見付け
あっという間に私の上に馬乗りになった
そして、彼は突如私に問い掛けた。
「お前、いつも俺の事を見てるだろ？一体何が目的なんだ？」
その問いに、私は
『……私は貴方の事が……好き。どうしようもないくらいに』
「ﾌｯ。とんだ物好きだな。鬼である俺を好いているだなんて」
そう答えると彼は笑った。貴方が発する言葉を聞くたびに私は胸の中にある感情が膨れ上がり
『ねぇ、一晩だけでいいの。一晩だけ私の事を愛して』
今まで隠していた感情が、彼を前にして溢れ出てしまった。
すると、貴方は今度は大声で笑った後に
「面白いなお前！良いだろう。一晩だけ俺はお前のものだ」
そう妖艶な笑みを浮かべ貴方は私を即座に押し倒し、ｿｯと耳元で
「どうして欲しい？」
こう呟いた
『…滅茶苦茶にして。壊れてしまうくらい』
「あぁ」
その言葉と同時に私と彼の唇が重なり、手慣れた手付きで彼は私の衣服を剥いだ
私の顔はみるみる赤みを帯びていき、自分のものとは思えない甘い声が漏れる
そのまま私達は共に一夜を過ごし、私が次に目覚めると
ある宿の一室に居た。私の隣に彼は居ない
けれどこれで、彼への想いを断ちきれる。そう思っていたのに私は断ちきるどころか彼への想いは一層強くなった。
まだ彼の体温が残る自分の体を見ると
無数の赤い痕が残されていた。
私はその痕を自身の手でなぞり
誰に発するでもなく呟いた
『猗窩座……貴方が鬼でなければ』
その日は満開の桜が咲き乱れる
美しい日だった
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美桜 - 初めまして。リクエストいいですか？夢主善逸同期恋人。アオイの入浴中覗きをしたと疑われる善逸。善逸犯人ではありません。犯人はアオイに片思いのモブ隊員。モブ隊員は蝶屋敷に入院している。お願いします。 (2019年12月17日 13時) (
レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
*十二鬼月*を愛する者 - 夏曇さん» コメント失礼します。急で申し訳ないのですが、可能でしたら黒死牟に夢主が愛される話を書いて頂けないでしょうか？夢主は花魁設定で黒死牟が郭に通っているという感じでお願いします。 (2019年12月15日 11時) (レス) id: 4587451935 (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - ありがとうございます！ またリクします！ (2019年11月1日 12時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
夏曇 - マキラさん» 書き終わりました！このような感じで良かったでしょうか？リクエスト有り難うございました！ (2019年10月13日 23時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
夏曇 - 鯉喘さん» 返信、遅れてしまい申し訳ありませんでした。了解です。頑張って書かせて頂きます！ (2019年10月13日 20時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
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