持病が急に発症して中原中也を殺し損ねた件

発症十八話 ページ19

貴女
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ﾊﾞｷｨﾝと言う音をたて、刀を折った……。これで刀は使えまい。
そう思った瞬間だった。


貴女『ッッ！！？？』


鳩尾に激しい痛みがした。
どうやら、男は私が刀を折った瞬間に私の鳩尾に一蹴り……いや、これは一蹴り何てものじゃない。殺し屋だった時、男に思い切り鳩尾を蹴られた事があったがそれと比べ物にならないくらい強い…！


貴女『…ガッ、ハッ…！ッッ…き、っさま！！』


ぜっったい、骨折れてるぞ…！内臓だって…ヤバいかもしれない…。
…逃げよう。コイツらには勝てない…！それにもう今異能が使えない…！


？「やはり、情報どうりですね。
大きなダメージを受けると異能は使えない…そうですよね？」


貴女『ッッ…！』


この状況で異能を使えば、傷が悪化してしまうのだ。今の私はかなり重症だ。これ以上悪化すれば命が危ない…！


？「…条野、もう動けないようだがどうする？」


？「そうですねぇ……Aさん、ここで貴女が降参して私達についてくると言うなら何も手出しはしませんよ。どうしますか？」
　



貴女『…嫌だって……言ったら…？』




？「存分に痛め付けるのみです。」

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