ざんねんでした!少し遅いハロウィーンの話だよ!スナイダー少ないからスナイダーにするよ! ページ2
「トリックオアトリート!!」
元気よく私に魔法の言葉を言ってきた双子ちゃんたちはキラキラした目で見てくる。
「はーい、出来立てクレープをどうぞ」
そう言って二人に差し出すと嬉しそうにクレープを手に持つ。
「マスターありがとう!」
「クレープをくれるなんて思わなかった…」
まあ、さっき私を探してるの知ってたからね
「…いたずらはしないでね」
「そんなことしないよ!」
「それをするのはラップだもん」
…なるほど。ラップも大変だな
「うーん、ほどほどにね」
そう言って少し笑うがいたずらっ子には効かないらしい。
それは聞けないよ!なーんて言いながら走ってどこかへ行ってしまった。
まあ、今日ぐらいは大目に見よう。
カーチャに着させられた衣装が重く感じ裏庭へと移動する。
「…あ」
いないと思ったら、井戸に寄りかかって向こうを見ているスナイダーを発見した。
エンフィールドと同じ衣装を着ている彼は自分の兄を見ているらしい。
ちょっと不気味な笑いで見ているのでまた悪いことを考えているのだろう。
まったく、改造はしないからね。
「スナイダー」
そう言うと笑みは消えて真顔で振ら変えられる。
何だか逆に表情がない方が安心するのは彼だけだろう。
「…なんだ」
「いや、エンフィールドのことそんなに見ているなら行けばいいのになぁと思って」
「…あいつが俺と一緒にいたいとは思わないだろ」
少し目を細めたのを見てくだらない質問だとでも思われているのだろうということが優に想像できた
「そうだねぇ、改造のこと言わなきゃいいんじゃない?嫌いではないみたいだし」
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作者名:natumiko | 作成日時:2018年11月2日 0時