思わぬ誤解 ページ4
食堂の端に陣取って3人を待っていると
一昨日帰ってきたエカチェリーナとアレクサンドルが目の前に座ってきた。
正確には
「すわってもいいですか？」
「えっああーいや」
「ありがとうございます」だ。
私はばかか？
そう思っていることを知らないであろうエカチェリーナはゆっくりと食べ始める。
それに続いてアレクサンドルも食べはじめた。
「…ますたーは食べないのですか？それともお口に合わないとか」
「えっいや、そういうわけじゃなくて待ってる人がいて」
「恋人ですか」
「ぐっんぐ」
吐き出しそうになったミルクを無理やり押し込んでもう一度エカチェリーナを見やる。
「カーチャ！そんなこと言ってはいけませんよ」
アレクサンドルも驚いたようにカーチャを見る
「なぜですか？マスターぐらいの年齢ならば恋人はいてもおかしくありませんよ。」
「いやいないって！私は君たちでていいっぱいなの！」
そういうとカーチャは ぱあ と効果音が付きそうなほど明るい顔になり突然手を握られた。
「えっ」
「ますたー、僕は嬉しいです。やっと僕と付き合ってくれるんですね」
何を言っているんだこの子は
「いや…え？何？」
「カーチャ…いろいろおかしい気がしますよ」
「そうだよね」
アレクもそう思うか。
でもこんなかわいい子に言われて悪い気はしないけれど
「マスターは僕のこと好きなんですよね？そうですよね？」
手をひかれて突然囁くものだからこそばゆいのを我慢するように手を強く握ると
「うれしいです。では今から誓いのキスをしましょう」
「カーチャ！？」
がたっと立ち上がったアレクは無理やり私とカーチャを引きはがした
すると不機嫌になったカーチャは怒りだして食事ができなくなり
3人には謝って逃げるように食堂を後にした
はあ
好かれすぎも疲れるなぁ…
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます！気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (
レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natumiko x他1人 | 作成日時：2018年9月9日 17時
