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「善逸くん」
Aちゃんは照れたように微笑む
名前を呼ばれただけで
自分の鼓動が早くなるのを感じる
聴き慣れたはずの自分の名前が
Aちゃんから発せられただけで
特別なものに感じた
「どこに行きたい?
Aちゃんの行きたい所なら俺、
何処でも連れてくよ」
俺が聞くとAちゃんは行きたい所を上げながら
一つずつ指を折っていく
楽しそうに笑う姿に
目が離せなかった
「んーとね、海が見たいでしょ、
それからお花見、街の方にも行ってみたいし、
桜、向日葵、紅葉 それから…それから…」
Aちゃんは次々と行きたい所を言った
それは止め処なく出てくる様だった
「ごめんね、そんなに行けない」
Aちゃんは初めて悲しそうな顔をした
顔を曇らせ俯いてしまった
「今日じゃなくてもさ、これから毎日行こう
毎晩迎えにくるから、俺がAちゃんの行きたい所
全部連れてくから」
だから…
だから…
もう一度笑って
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結依 - 左目泣きました (2021年3月24日 17時) (レス) id: 315679f784 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー(プロフ) - ちゅんたろうさん» ありがとうございますそう言って頂けると嬉しいです!このお話のアニメ個人的に見たいです (2020年11月8日 17時) (レス) id: c7e06b129c (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんたろう(プロフ) - はじめまして。素晴らしい作品で感動しました。いつか宜しければアニメにして動かしたいです…!もし出来上がったら御一報させて下さい。素敵な作品をありがとうございました! (2020年11月6日 12時) (レス) id: 2ebe73fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー(プロフ) - 無一郎さん» お返事遅くなりすみませんありがとうございます善逸以外書けるか分かりませんがリクエスト考えて見ますね (2020年10月25日 20時) (レス) id: c7e06b129c (このIDを非表示/違反報告)
無一郎 - はじめまして。リクエスト良いですか?無一郎君との作品をお願いします! (2020年10月23日 20時) (レス) id: 16e352d00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクティー | 作成日時:2020年8月5日 12時