友人帳14話 ページ15
犬神「おーい、起きろー。」
『ん…ふわぁ…もう放課後か…。』
さて、夏目のところに行くとするか。
とりあえず、屋上から先生にバレないように教室へ戻る。
屋上にいたとバレたら、当然めんどくさいことになるのが目に見えるからだ。
教室について、鞄を持って、隣のクラスに行く。
『あの、夏目くんはいますか?』
西村「あ!西園寺さん!夏目ね、ちょっとまってて下さい!!あ!きつねうどんのきつねは後に食べますよね!?」←
『えっ、先に食べる派だけど…。』
西村「なんでだあああっ!!」
たまたま近くにいた人に声をかけると、肝試しの時に一緒にいた人だった。
確か、西村、、、忘れてしまった…。←
今まで人間とそんなに関わってこなかったから、いつの間にか、人の名前を覚えることが難しくなってしまったようだ。
経験のブランクというものは、つくづくめんどくさいものだと思う。
夏目「A!どうしたんだ?」
『今日一緒に帰らない?
どうせまた、何かに首をつっこんでんでしょ。』ボソッ
夏目「ギクッ、ちょっ、ちょっとまっててくれ!」
ギクッてなったってことは、にゃんこと犬神様の情報は確かなようだ。
夏目「行こう!!」
『えっ?ちょっ…!』
教室から出たと思ったら、急に私の手を取って走り出す夏目。
なんでだ…そんなに急ぎなのか…??
______
とりあえず、バス停までぶっ通しで走った。
『はぁ…、で?なんで走ったの…?』
夏目「いや、その、目を付けられたというか…。」
そう言いながら、周囲を気にする夏目。
てか、どういうことだ?
目をつけられるって、ストーカーでもされてんの?
そう思っていたら、
笹田「夏目くん!」
夏目「うわぁっ!」
あれは…たしか、時雨様という神様絡みの肝試しの時の女の子だ。
え、女の子にストーカーされてんの??←
まぁ夏目は、顔は綺麗だし、ストーカーしたくなる気持ちも分かる…??
いや分からん。
そんなことを考えていると、再びバッと手を握ってちょうど来たバスに乗せられる。
バスが発車し、
笹田「えっ?ちょっと待って!」
乗り損ねたその女の子の顔を見て、納得した。
『なーるほど。』
夏目「…なるほどって、なにがだ?」
『ん?いや、なんでもない。でー?どこに行くの?』
そう夏目に聞くと、夏目はひとつの古い切符を差し出した。
『霧が沼…?』
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神楽 林檎 - とっっっても面白いです!!投稿頑張って下さい!(ここで宣伝します)私『どっちが強いかしら?【鬼滅の刃】【東京喰種】』とゆうのを書いてます!是非読んで下さい!ちなみに失敗作があるんですが、同じ題名なので・・・1話だけのが失敗作です。 (2020年5月13日 14時) (レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - とても面白かったです。勉強頑張ってください。投稿楽しみにしています。 (2020年5月12日 8時) (レス) id: 4672972585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒薔薇 | 作成日時:2020年3月26日 3時