友人帳9話 ページ10
『はぁ…てか久しぶりに妖力使ったから疲れたわ〜。』
うちは代々妖力を受け継いでいるわけではなく、私ひとりだけ生まれつきこんな力が備わっていた。
視えるわ視えるわで、もう二度と社交界の場には足を踏み入れたくない。
しかも、妖から逃げる時には便利だが、妖力を使うととても疲れるのだ。
これはたぶん人間が妖力を使う代償とでも言おうか。兎にも角にも疲れるのだ。
犬神「帰るか?」
『もちろん帰る。』
たぶん夏目の方も片付いただろう。
だって時雨様だっけ、成仏?なさったようだし。笹田さんも時雨様に会えたんだろうしね。
てなわけで先に帰らせて貰います。←
『乗っけて』
犬神「はぁ…ほらよ。」
そういうと、犬神はでっかくなって私の背中に乗せる。
めっちゃ居心地いいよ、犬神の背中。もふもふだから寝れる。←
『すぅ…zZZ』
犬神「…おつかれさん。」
『ん…ふふっ』
その頃___
夏目「Aはどこ行ったんだ?」
旧校舎からの帰り道、夏目はふと居なくなったAを探していた。
ニャンコ先生「あいつはもう一体の妖モノと対峙しておったわ。」
夏目「えぇ!?なんでそれをもっと早く言わないんだ先生ーーー!!!」
ニャンコ先生「に”ゃぁー!!そんなことはあの小娘に言え!!
しかしあの小娘、高い妖力の持ち主だそ。しょっちゅう狙われているだろうな。」
突然ニャンコ先生が夏目に、Aは妖力が強いよー的なことをカミングアウトする。
もちろん夏目は焦る。視える視えないはさておき、せっかくの友人を失いたくないのだ。
夏目「ニャンコ先生!Aの家を知ってるか!?」
ニャンコ先生「にゃぁ〜!?夏目の隣だろうがアホか!!」
夏目「え”?」
これもまた、夏目にとっては唐突なカミングアウトに思えただろう。
だって自分の隣のでかい家がAの家だなんて思いもしなかったのだから。
ニャンコ先生「まぁ、あやつなら大丈夫だろう。明日にでも家に行ったらどうだ?」
夏目「いっいや、女の子の家に行くのに連絡もなしになんて…。」
ニャンコ先生「まどろっこしい奴だな。ピンポーン…って押せば仕舞いだろうが!!」←
夏目「そうじゃなくてだな!!」
ギャギャギャー
変わらず仲良しであるニャンコ先生と夏目であった。
『あいつら何してんの?』←うるさくて起きた
犬神「さぁ?」←見てたけど知らんぷり
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神楽 林檎 - とっっっても面白いです!!投稿頑張って下さい!(ここで宣伝します)私『どっちが強いかしら?【鬼滅の刃】【東京喰種】』とゆうのを書いてます!是非読んで下さい!ちなみに失敗作があるんですが、同じ題名なので・・・1話だけのが失敗作です。 (2020年5月13日 14時) (レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - とても面白かったです。勉強頑張ってください。投稿楽しみにしています。 (2020年5月12日 8時) (レス) id: 4672972585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒薔薇 | 作成日時:2020年3月26日 3時