【歌い手】イケボの妹もイケボでした。

22話 ページ23

坂田「A、おはよう！！！」


おはよう！

そういつもなら返すところだが、今日は違う。
なぜならあのモードにはいったからだぜ。


『は？何言ってんだよ。”俺”は奏だろ？』



坂田「……………モード入ったんや…。」


そう。モードとは、男モードのこと。
LIVEや超会議とか出る時は、男装する。だから、言葉使い、私呼びでバレないようにする為に、LIVE期間はモードに入るんだ。



『ご飯すぐ出すから少し待ってろ。』


坂田「ﾊｲ｡」


女の子なのに
とかブツブツ言ってる兄貴はほっておく。

だって、優のこと考えるよりは、自分がバレないようにする方が大切だもん。……大切だからな。




坂田「てかAさ」


『俺は奏だ。』


坂田「奏さ、会社でもそれなん？」


『当たりめぇだろ。そんなんわざわざ聞くなや。』



坂田「Ｓになる必要ないのに………。」


Ｓだよ。本物も。









、









センラ「おはようAちゃん！」




『俺は奏だ。』



そう言うとあからさまに変な顔をした。

いや、

変なものを見る顔をした




センラ「あ、人違いでしたぁぁー」


『おい待て、合ってる。モードに入ってるだけだ。』



センラ「モード？」


モードの事を説明しない方がめんどくさいと思ったので、説明した、


センラ「ふーん？大変やねwww」


おい待て何で笑った。


『俺はLIVEでしくじりたくねぇんだよ。少しの期間だよ。そらまふにもバレたくねぇからな』



センラ「まぁ、頑張れ☆」



『イラつくな。』


さっそく明日はリハ……顔合わせ。


Twitterにもコラボで顔あげたいし、メイク頑張んなきゃ。

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