118.決断 ページ48
仮に入隊したとして、やる事といえば書類整理とか暗殺任務とかあとは監視と抑制役でしょう？
数日やった事に+陽炎の仕事みたいなものだ。殺人は犯した事ないけどまぁそこは融通利かせてもらうとしよう。
で、どうして固唾を飲んで私の回答を緊張しながら待っているのかしらディーノさん。
私断ると思われてるの？心外だ。
確かに面倒ごとは嫌いだし私彼らに拉致されて軟禁させられたし、ヴァリアーに対する印象は最悪だろうけど殺したいほど憎くもない。
そんな処刑から裏社会的抹殺の間のどこかに落ち着くってわかってて、でも私の答え次第で監視付き存続が可能なのであるならばそんなのわかりきっているでしょう。
『別に私は構わないけど、私に出来る事だなんて高が知れてるのを重々承知の上で考えてくれる？』
「じ、じゃあ…！」
『乗りかかった船だし、この手の仕事は慣れてるからね。厄介事が2〜3増えたところで今更どうって事ない。ただし、風紀を乱したら咬み殺すから。』
「〜〜ッ！！ありがとうA！家光にもそう伝えておく！」
早速ロマーリオさんに指示を出してどこかに…多分沢田さんかその部下の人にでも電話をかけているのだろう。
自分で決断しておいてなんだが、これで平和な公務員への道は途絶えた事になる。
…マフィアになったって言ったら犬くんや千種くんや…六道くんは怒るかな？失望するかな？軽蔑…されるかな？
それだけが、すごく、とても、恐ろしい。
神妙な顔でもしていたんだろうか、いつの間にか隣に腰を下ろしていたディーノさんに頭をくしゃくしゃと撫でられ「家光や9代目が親身になってくれるだろうから心配するな！」と励まされた。
…なるほど、こうやって幾多の女性を落としてきたんだろうなこの人は。不覚にもドキッとしたよ。
『そういえば影の加護暗躍者の使命？みたいなのって私聞いてないんだけど。ほら、孤高の浮雲とかまやかしの幻影とか。』
「あれ？聞いてねぇのか？お前の使命は―――」
―――影から見守りファミリーに仇成す者を人知れず穿つ、安らぎをもたらす安息の暗闇。
それが影の者の使命だそうだ。
裏方専門で目立たなさそうであるのは非常に好感触。
これならヴァリアーにいても大した問題にはならなさそうだし安心かな。私は厳密には守護者ではないしね。
済し崩しに大役を担う事になったが、まぁなるようになるでしょう。
Capitolo 3〜Fine〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 258人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
希風(プロフ) - 12時に起きるね (2017年9月26日 22時) (
レス) id: 792ed758a2 (このIDを非表示/違反報告)
希風(プロフ) - 吸血蝶さん» 私は早くて0時遅くて5時かな (2017年9月26日 22時) (レス) id: 792ed758a2 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 吸血蝶さん» 10時まで寝てるとか羨ましいかよ…！でもそろそろ生活リズム戻さないとキツイぞぅ (2017年8月21日 10時) (レス) id: 1e98fed821 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - えっとね〜早くて１１時で、遅くて午前２時半←そしてどちらにせよ朝は10時まで寝てる！！！夏休みバンザイ！！！ (2017年8月20日 18時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 吸血蝶さん» ね。いつ寝てるのか不安になってくるよ。今は夏休みだろうから平気だけど。 (2017年8月20日 9時) (レス) id: 1e98fed821 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほたる | 作成日時：2017年4月25日 10時
