111.秒殺 ページ41
翌日雲戦は恭弥くんが開始5秒で片付けました。終了。
いやね？ふざけている訳ではなくてね？本当に開始数秒でモスカさんの右腕をもぎ取ってリングも奪って完成させて、そしてその完成させたリングをあろう事かいらないなどと言い放ちチェルベッロに渡しちゃうとかね？
むしろアンタがふざけているのかと。
恭弥くんの事だから勝つだろうなとは思っていたけど秒殺であると誰が予想出来ましょう。
私ですら驚いているのに王子やレヴィさん、右腕くんたち、そしてまさかのチェルベッロたちのぽかーん顔が見れるとは思っていなかった。
そんな中XANXUSさん一人が不敵に笑っている光景が、ただただ不気味でしかなかった。
「おいでよ、サル山のボス猿。君とAを咬み殺さないと帰れないな。」
『………ごめん、聞き間違えじゃなければ私も対象になってる？』
「そうだけど？」
『君じゃなかったら秒で“咬み殺す”って返してるところだった。』
冗談じゃない。いくら一瞬で終わって消化不良だからって、どうして私が貴方の高ぶった闘争心を落ち着ける鎮静剤役をやらなければいけないんだ。
付き合っていられない。幻術を囮に戦術的撤退だ。
XANXUSさんは一人でどうにかするでしょうから放置だ。
幻術の私をこの場に残し、本体は姿と気配を消して悠々と歩いていく。
XANXUSさんにだけバレているらしくガッツリ視線が絡み合ったけど特に指摘するわけでもなく、むしろ好都合だとでも言うように笑みを深めていた。
何故そこで笑みを深める。
釈然としないが気にしても仕方がないのでそのまま背を向けてクロームさんたちのところに辿り着いた。
後ろで爆発音や銃火器の音が聞こえてきたがなんで生きていられるんだろうかあの人たちは。
囮は一応そのままにしておいて、私にかかっていた幻術だけ解くと犬くんに驚いた顔をされたが次の瞬間にはタックルされていた。
無警戒のまま力押しされると普通に押し負けるのでそのまま私は地面に転がり犬くんの下敷きになった。
今度徹底的に躾をしてやろうと心に決めました。
千種くんに手伝ってもらいながら犬くんを退かして妙に開けたクロームさんと犬くんたちの間に腰を下ろし雲戦のフィールドを見る。
確か動く物に反応するガトリング砲と地雷が埋まっているんだっけ。
チェルベッロが生半可な物を用意するとは思えないから威力はお墨付きだと思うんだけど、その中で動き続けるとかやはり我が従兄弟は化物であると再確認した。
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希風(プロフ) - 12時に起きるね (2017年9月26日 22時) (
レス) id: 792ed758a2 (このIDを非表示/違反報告)
希風(プロフ) - 吸血蝶さん» 私は早くて0時遅くて5時かな (2017年9月26日 22時) (レス) id: 792ed758a2 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 吸血蝶さん» 10時まで寝てるとか羨ましいかよ…！でもそろそろ生活リズム戻さないとキツイぞぅ (2017年8月21日 10時) (レス) id: 1e98fed821 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - えっとね〜早くて１１時で、遅くて午前２時半←そしてどちらにせよ朝は10時まで寝てる！！！夏休みバンザイ！！！ (2017年8月20日 18時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 吸血蝶さん» ね。いつ寝てるのか不安になってくるよ。今は夏休みだろうから平気だけど。 (2017年8月20日 9時) (レス) id: 1e98fed821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年4月25日 10時
