107.軽蔑 ページ37
昨晩は次の試合の発表の前に失神させられたので知らなかったが、今日の対戦カードは霧の守護者同士の対決らしいので早めに切り上げられてしまった。
っという事はクロームさんと六道くんか。犬くんたちも来るだろうから沢田くんたち驚きそうね。
「ねぇ、Aはｃｄに心当たりはあるかい？僕の対戦相手なんだけど。」
『ｃｄ…？………あぁ、イニシャルね。他のリング戦は隠れて見ていたみたいだし、まだ貴方たちとは顔を合わせていないんじゃないかしら。強いわよ？ウチの生徒は。』
「君の生徒？」
『黒曜の生徒って意味。あとは私のオシショーサマ。』
自分から聞いておきながらふーんと興味なさげに相槌を打ってくる。まぁ大した情報漏洩もしていないしそんなものかしら。
そんな会話をしてから数時間後の現在、並盛中体育館内。
エグいボクシングリングや感電床や廃墟のような旧校舎を見たあとでは驚くほどなんの変哲もないバトルフィールドだ。
曰く、私の師匠という事であちらも術者だろうから幻術対決になるであろうと。そうなると余計な備品は金の無駄だそうだ。
術者同士の死闘なんて滅多に見れるものではないからしっかり学ぶといい。と、マーモン先生が仰った。
しばらくすると沢田くんたちが館内に入り、少し間をおいてクロームさんたちも姿を現した。
「………妖艶だ」
「うわレヴィきっも。Aの事も最初端麗だーってヤラシー目で見てたの俺知ってんだからな。」
「ぬ！？違、厭らしい目でなど見ていない！」
『言った事は否定しないんですね軽蔑しました。っというか現にクロームさんの事そういう目で見てるじゃないですか最低ですやめてください。』
「何故突然敬語を使って他人行儀！？」
牛くんの件で元々低かった好感度は地の底まで落ちた。
わたわたとよくわからないパントマイムを見て、王子と口をそろえて「気持ち悪い」と言ったら一瞬仰け反った後四肢を付いて項垂れていた。
こちらで茶番をしている間にあちらではクロームさんは六道くんだなんだと主に右腕くんが騒いでいたようだが終息したようで安心した。
ただクロームさんが挨拶と称したキスを沢田くんにした事だけは見過ごせなかった。
誰かしら教えたのは。六道くん？沢田さん？
あとでクロームさんを問い質して犯人を咬み殺そうと誓った。
それから先程の体勢のまま恨めし気に向こうを眺めるレヴィさんの臀部にローキックをくらわせた。
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希風(プロフ) - 12時に起きるね (2017年9月26日 22時) (
レス) id: 792ed758a2 (このIDを非表示/違反報告)
希風(プロフ) - 吸血蝶さん» 私は早くて0時遅くて5時かな (2017年9月26日 22時) (レス) id: 792ed758a2 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 吸血蝶さん» 10時まで寝てるとか羨ましいかよ…！でもそろそろ生活リズム戻さないとキツイぞぅ (2017年8月21日 10時) (レス) id: 1e98fed821 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - えっとね〜早くて１１時で、遅くて午前２時半←そしてどちらにせよ朝は10時まで寝てる！！！夏休みバンザイ！！！ (2017年8月20日 18時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 吸血蝶さん» ね。いつ寝てるのか不安になってくるよ。今は夏休みだろうから平気だけど。 (2017年8月20日 9時) (レス) id: 1e98fed821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年4月25日 10時
