標的17(��) 雪の日の応接室 ページ12
課せられた仕事を終えたとドヤ顔で報告しているが、口元のクリームのせいで全く締まらないし雲雀さんにも同じ事を指摘されている。
ティッシュで拭いながらやや慌て気味なのは素なのだろう。あーウチの子可愛い。
「コホン…任務完了です、雲雀先輩。」
「リテイクしても今更間抜けさは消えないよ。一先ず一式職員室に持っていって、次の書類持ってきて。」
「嘘でしょ？まだあるんですか？完全に中学生がやる仕事の範疇越えてますが？ボーナスを追加で所望します。」
「…冷蔵庫に入ってるよ。」
「やっふぅー！流石雲雀先輩、わかってるぅー！あ、先輩も適度に休憩挟んだ方がいいですよ！」
終わった書類をひょいと担いで職員室へ向かうキリ。
別に極端に甘い物が好きな訳ではないと思うが、珍しく食料要求とはこれ如何に。
聞けば、書類処理を行うのは吝かではないが何でも言う事を聞くと思われのが癪なのと、対価なしに都合のいい労働力が得られると思われたくないからだとか。
一応雲雀さんの事考えてやってんのか。労働力と対価は釣り合ってないけどな。
キリが往復するまで外の様子でも見てみるかとアングルを変えると、エンツィオが巨大化して寝ているところだった。
よく見ると雲雀さんがキリのアドバイスを受けてか外に出てツナと接触していたので、あ、はい。と息を吸う様に校舎全体と雲雀さんに結界を張っておく。私酸素必要としないけど。
数秒後、ツナが身の危険からイーピンを盾にしてしまったがために筒子時限超爆が発動し校庭で大爆発が起こる。
ダメージは通らないが音と衝撃は伝わる様にしてあるので、キリや校舎内にいる他の生徒教員の元にも爆発音が轟く。
応接室のドアに手を掛けようとしたところでキリが静止していた。
念話で「もしかしなくてもイーピンですねー！？」と飛んできたので是と答える。
応接室に書類を置いて再び外に出ようとしたところで雲雀さんが戻ってきた。早くね？
キリと先程持ち込んだ書類の山を一瞥し、ストンと席に戻って何事もなかった様に仕事を再開する。
「息抜き出来ました？」という問いに「別に」と返していた。エリカ様かよ。
その後フルオを駆使して書類の山を更地にし、ご褒美を頬張ってから日暮れ前に帰っていった。
やっぱ報酬と労働が釣り合ってないんだよなぁと思ったら雲雀さんが「次からもっと上等な物を用意して」と草壁に連絡をしていた。
おいおいおいウチの子の価値がわかってんなぁ！(親バカ)
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フランとベル - わー！今回も面白かったです！獄寺ぁ！初々しくて可愛いなぁ！お？←煽ってくスタイルはぁ…黒曜編…骸ぉ…禁弾は使わないでぇ…復讐者来るからぁ (2021年8月23日 4時) (
レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - フランとベルさん» なるべく怖くて嫌な感じを目指しているのでそう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年8月22日 22時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
フランとベル - 面白いです！いや夢主(?)ちゃん怖いねぇ…キリちゃん強し！ (2021年8月20日 3時) (レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - まったりありすさん» コメントありがとうございます！ただいま次章及び黒曜編に向けて足りない頭を捻り上げておりますのでもう少々お待ちくださいませ。 (2021年8月15日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
まったりありす(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新毎日待ってます！！！ (2021年8月13日 22時) (レス) id: 4ff2c230c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2021年7月2日 9時
