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京子さんたちに断りを入れて骸くんたちが固まっている、所謂黒曜組のところへ近づく。幻術関係だからクロームさんも連れて行こう。
最初は眩しい笑顔でお出迎えの骸くんだったけど、距離が縮まるたびに少しずつ違和感を覚えたようで、困惑していく様子がわかる。
怒りはしないよ別に。ただムカついてはいるけどね。
「えっと、とてもお綺麗で似合っていますが…虫の居所がよろしくないご様子…？」
『あ、そういうのは気付くのね。さっきのほら、薬草の仕分けや処理をしている時。あの時中身が私じゃない人で、声に幻術かかってたのわかった？』
「え………、え？」
『普段左腕に術をかけているのに気付いて幻術耐性ゼロにしてるとは聞いたけどね、私か偽者かの区別くらいつけて欲しいわけよ。ご機嫌斜めな理由がおわかり？』
「ししょー、A姉さんと他の人を間違えたんですかー？最低ですー。仮にA姉さん姿の幻術で奇襲されたらどうするんですかポンコツー。」
『十分あり得るよね。最初が身内で命拾いしたわねへっぽこオシショーサマ？』
「一流術士(笑)ー。南国頭の盲目恋愛脳ナッポー。」
フランくんがここぞとばかりに悪口を吐くけど、四肢をついて崩れ落ちてる骸くんには多分聞こえてないよ。
オロオロしているクロームさんにも気を付けるように言って、骸くんが落ち着いたら別に怒っても嫌ってもない事は伝えておいてと千種くんに言伝し、その場をそっと離れた。
色々と下準備があったのか私より遅れて登場した九条くんが駆け寄り、離れた場所で崩れ落ちた骸くんを見て哀れみの目を向けていた。
鼻で笑い飛ばすかと思ったが珍しい。
「俺も騙されたばかりですし、あまり後ろ指させる立場じゃなくて…。」
『騙すだなんて人聞きの悪い。演技力を褒めてほしいくらいだね。』
「そういや陽炎様もノリノリで演じられてましたし雲雀の声真似もお上手でしたよね。女優の才能がおありなのでは？暗殺者ですけど。」
『劇にでも出る機会があれば光る才能かなぁ。あとはえっと、ハニートラップ？とか。』
「それは死んでもやらせません。」
うん、まぁ、言ってみただけだよ。私もやる気はないよ。だからそのうっすら怖い笑顔やめて。
気を取り直して遊ぶぞ！と思ったが今回の用事を先に終わらせておこう。
お馴染みボンゴレトリオとリボーンくんがいる一角へと歩みを進める。
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こたつ - 前の作品から一気に読んでしまいました。とても楽しかったです。更新お待ちしてます！ (2022年7月21日 21時) (
レス) id: a73b8e0aaa (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 璃桜さん» ありがとうございます(*∩ω∩)ふぉぉそろそろ更新しないと怒られちゃう…！頑張ります…！ (2022年1月25日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです！作品お見かけしてから読む手が止まりませんでしたw 更新楽しみにしております！ (2022年1月21日 15時) (レス) id: 5e7d069fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ヤサさん» えへへ、ありがとうございます！思ってたより難航して全然更新出来ておりませんが、頑張っていきます…！ (2021年10月2日 15時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ヤサ(プロフ) - 委員長がすっっっっごい好きで何度も読み返してますw 更新待ってます！ (2021年9月25日 3時) (レス) id: 6dc077f6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2020年2月9日 20時
