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昨晩のパーティはややトラブルが起こったものの、ほぼ平和的に終わってよかった。
翌日の今日は骸くんとの食事の約束の日。俗に言うクリスマスデート。
外を少し歩いてからドレスアップしてディナーらしく冷えない格好で来る様に言われているので、私服で御粧ししているけど…変じゃないだろうか。
基本制服でしか会わないから私服で対面するのは結構稀だ。変に緊張してきた。
待ち合わせをご希望だったので、約束の時間の10分ほど前に着いた。
が、骸くんが既に待ち合わせ場所にいて、女子の群れが成形されていた。いつぞやの夏祭りを思い出す。
あの群れに突っ込む勇気や気力はない。
電話をして到着した事を知らせようかと思ったが、あの時と同じく彼が私に気付き群れを掻き分けてこちらに来た。
「いつもお綺麗ですが今日は一段と美しいですね。女神が降臨したのかと思いました。」
『女神は言い過ぎだけど…まぁ、ありがとう。君も格好良いよ。夏祭りの前例があるんだから別に早く来なくても………人が真面目に話しているんだから聞きなよ。』
「すみませ………Aさんの貴重なデレが………。」
少し褒めるとすぐこれだ。貴重な、と言われるくらいだから頻繁に褒めればこの発作はなくなるのだろうか。
早くしないとタイムスケジュールが狂うのでは？と骸くんをせっつき覚醒させる。
はっとし戻ってくると当たり前の様に指を絡めて手を引きエスコートしていく。
比較的人と触れ合う機会は増えたものの、この俗に言う恋人繋ぎとやらは慣れない。少々恥ずかしいが我慢しよう。デートだし。
さて此度外を歩く訳だが、イルミネーションを見る目的もあるが私へのクリスマスプレゼントを購入するのが主な理由らしい。
「Aさんの欲しい物とは？と数日寝ずに考えたのですが結局思い浮かばず…。当日、つまり今日ご希望の物を購入しようかと。」
『そういえば数日上の空だし授業中に船を漕いでいた期間があったね。別に気持ちがこもっていれば何でもよかったのに。』
「そうですか？では婚約指輪…高級車…豪邸…あとは子宝…？」
『よーし、一先ずざっと見て回って候補を出そうか。私が選んだやつ買ってくれるんだよね？』
高い。あと重い。レベルが違う。
しかもなんだ最後のやつ。ふしだら。不健全。いくつ段階をすっ飛ばせば気が済むんだ。
冗談なのか本気なのかわからないのが怖い。
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こたつ - 前の作品から一気に読んでしまいました。とても楽しかったです。更新お待ちしてます！ (2022年7月21日 21時) (
レス) id: a73b8e0aaa (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 璃桜さん» ありがとうございます(*∩ω∩)ふぉぉそろそろ更新しないと怒られちゃう…！頑張ります…！ (2022年1月25日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです！作品お見かけしてから読む手が止まりませんでしたw 更新楽しみにしております！ (2022年1月21日 15時) (レス) id: 5e7d069fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ヤサさん» えへへ、ありがとうございます！思ってたより難航して全然更新出来ておりませんが、頑張っていきます…！ (2021年10月2日 15時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ヤサ(プロフ) - 委員長がすっっっっごい好きで何度も読み返してますw 更新待ってます！ (2021年9月25日 3時) (レス) id: 6dc077f6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2020年2月9日 20時
