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パーティ開催時間になったので会場に行ってみれば、壁の端で殺気を放ちながら沢田くんたちを睨んでいるヴァリアーの一角と、沢田くんを庇う様に盾になっている守護者たち。
あぁ恭弥くんや骸くんは除くけど。パーティ自体にも来ないかと思っていたがちゃんと来ている。
楽しいパーティでそれぞれ殺気を放つのはやめようね。咬み殺すぞ。
私と一緒に会場入りした九条くんからパーティ開始のご挨拶が始まった。声がよく通るからマイクとか要らないんだよね。
ただそのよく通る声で私の衣装についてとかケーキを感謝しながら食べろとか言わないでほしい。恥ずかしい。
「では最後にA委員長からお言葉をいただくので心して聞く様に。」
『え、ここで振る？えーっと…一応君たち九条くんのパーティにお呼ばれしてるんだから殺気を放つのやめなさい。暴れ出したら強制的に排除します。あと大人もいるから酒類の用意もあるようだけど、日本の法律に則って未成年の飲酒は禁止ですからね。海外組注意して。』
「なーなー、俺は平気っしょ？」
『王子は私の1つ上なんだから普通にアウトです。イタリア帰ってもアウトでしょうが。何日常的に飲んでる風に言うんだ咬み殺すぞ。素知らぬ顔をしてるけどアルコバレーノもアウトですからね。ともかく風紀を乱したら許しませんが、楽しい夜にしましょう。』
最後に乾杯の音頭を九条くんが取ってパーティの開始である。
流石ですって褒めてくれるけど私が言いたい事一方的に言っただけだしなぁ。一応ボスたちは睨むのをやめてくれたけど不機嫌そうな態度は変わらない。
と思ったら母さんがヴァリアーの集団に近付いて行ってやや雰囲気が和らいだ。
待って。なんでいるんだ。
指差しながら九条くんに振り向けば、あぁと声を漏らしながら説明をしてくれた。
「なんかベルあたりからお母様に連絡が行って、ヴァリアーが来るなら来たいと仰られたのでお誘いしました。」
『ヴァリアーも母さんも体育祭で初対面だったのになんでそんなに仲良いの？？？』
「猛獣使いの才能でもあるのでは？まぁXANXUSが丸くなるんでいいかなと。」
…確かにちょっと助かったけど。
でも人の母親を指して猛獣使いの才能があるとか言うのはやめよう。
それ私にも母さんにも失礼だけど猛獣扱いされてるボスたちにも失礼だぞ。
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こたつ - 前の作品から一気に読んでしまいました。とても楽しかったです。更新お待ちしてます！ (2022年7月21日 21時) (
レス) id: a73b8e0aaa (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 璃桜さん» ありがとうございます(*∩ω∩)ふぉぉそろそろ更新しないと怒られちゃう…！頑張ります…！ (2022年1月25日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです！作品お見かけしてから読む手が止まりませんでしたw 更新楽しみにしております！ (2022年1月21日 15時) (レス) id: 5e7d069fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ヤサさん» えへへ、ありがとうございます！思ってたより難航して全然更新出来ておりませんが、頑張っていきます…！ (2021年10月2日 15時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ヤサ(プロフ) - 委員長がすっっっっごい好きで何度も読み返してますw 更新待ってます！ (2021年9月25日 3時) (レス) id: 6dc077f6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2020年2月9日 20時
