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さて時は進みクリスマスイブパーティ当日。の、昼時。
料理は九条家で一流シェフで用意するが、ケーキは毎年私が焼いてくる。
ただし今回は規模が大きいので九条家の厨房を間借りして黙々と大量に作っていく。
いつもは多くて3人だし余ったら使用人さんにお裾分けしていたくらいなので小さめのホールケーキを1つ持ってきていたが、今回はなんと30人オーバー。
1種類と言わず複数作ろう。
懸念すべきはナミモリーヌ常連の京子さんたちや舌の肥えているヴァリアーたちか。
お忙しいとは思うがプロの方々からアドバイスを貰いつつ、逆にこちらからも家庭の知恵的なアドバイスをしながら作業を進めていく。
おかげですっかり親睦が深まった。途中様子を見にきた九条くんが羨むほどに。
ケーキは無事焼き終わり、あとは最後の仕上げだけになったので、盛り付けや給仕等はシェフたちにお任せして厨房を退出した。
待ち構えていたのはメイドさんである。
あれよあれよと部屋に通され入浴からスキンケアまで、なんともデジャヴを感じたがドレスの着付けまで全部やられた。
ボンゴレ主催の夜会は黒のマーメイドドレスだったが、九条家クリスマスパーティは赤いドレスで、胸のすぐ下を白い細身のリボンで結ばれ脚長に見せる様なデザインのものだった。
後方から見ればロングドレス風だが、前方から見ればヒダが織り込まれているので少し短くなっている膝丈ほどのアシンメトリーなドレス。
隊服も陽炎の服も学校の制服も黒だし私服も暗めの色が多いから赤で膝丈とか落ち着かない。
髪も巻かれてお化粧もされて完成されたので九条くんが部屋に入ってきた。
「流石A委員長、よくお似合いですよ。」
『そう…？ちょっと色合いが明るすぎない？貴方の事だからてっきり私の好みを用意してくれるものだと思ってたからちょっと吃驚した。』
「まぁその選択肢も考えましたが…せっかくなんで俺の理想とする最高のA委員長をあいつらに見せてやろうと思って！」
『…端的に言うと君の趣味？』
「そうなりますね。最高の誕生日プレゼントを貰った気分です。」
『いや普通にちゃんとあげるよ。お誕生日おめでとう。』
そう、本日12/24は九条くんの誕生日である。
祝い事と同じ日の誕生日って混同されがちだから少し気の毒だよね。まぁ九条くんの場合例から漏れそうだけど。
本人が嬉しそうだからいいか。
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こたつ - 前の作品から一気に読んでしまいました。とても楽しかったです。更新お待ちしてます！ (2022年7月21日 21時) (
レス) id: a73b8e0aaa (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 璃桜さん» ありがとうございます(*∩ω∩)ふぉぉそろそろ更新しないと怒られちゃう…！頑張ります…！ (2022年1月25日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです！作品お見かけしてから読む手が止まりませんでしたw 更新楽しみにしております！ (2022年1月21日 15時) (レス) id: 5e7d069fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ヤサさん» えへへ、ありがとうございます！思ってたより難航して全然更新出来ておりませんが、頑張っていきます…！ (2021年10月2日 15時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ヤサ(プロフ) - 委員長がすっっっっごい好きで何度も読み返してますw 更新待ってます！ (2021年9月25日 3時) (レス) id: 6dc077f6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2020年2月9日 20時
