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脚本・演出・監督など、劇の要になる部分はほとんど九条くんが担当する。所々じゃなかった、全部だった。
現在執筆中なので、役者含め全員で大道具や衣装を作成をしている。
経費などは九条くん持ちという上限なしの大盤振る舞い。私倒される役なのにものすごく張り切っているので暴走しないか少し不安が残る。
『そんな感じで骸くんにやられる悪役やるから、沢田くんのお友達を連れて是非見にきてね。』
「なんで如月さんも九条さんもそんなにやる気なんですか…。」
『九条くんに期待されちゃうと頑張りたくなるじゃない。とりあえず彼が書いた台本は完璧にこなすとして、戦闘シーンでは本気で打ち込んで咬み殺そうと思うの。』
「殺陣とは！？あれ演技なんですよね！？」
『多分得物は剣だと思うから、いつも使う長物と勝手が違うと思うんだよね。そこが唯一の不安点だけど大丈夫！』
「安心させようってポイントずれてますからね！？」
そろそろ沢田くんにはわざと声を荒げようとしているのがバレる気がする。
そう、私は現在恒例となった沢田くんの家庭教師業を粛々とこなしながら雑談兼宣伝の最中なのである。
本来なら中学3年の10月頃なんて受験勉強追い込みの大事な時期なのだから文化祭なんて誘うべきではないのだが、沢田くんの絶え間ぬ努力と私やリボーンくんの指導のおかげで問題なく試験を突破できる力をつけている。
偏差値の高い高校を目指すなら話は別だが、彼は並高を目指すらしいので問題はないだろう。
仮に落ちても並高なら私の力でどうにでもなるから尚更問題はｹﾞﾌｹﾞﾌ失礼、失言だったわ。
さて雑談はほどほどにして勉強再開といこうかというところで牛くんの乱入である。
始めはシモンの聖地で泣かせた過去もあり怖がられていたが、最近では怒らせなければ怖くない存在として接してきている節がある。
そのせいか虫の居所を探るためによく観察される。
「あらら〜A来てたのかー。ランボさんが遊んでやってもいいんだもんねー！」
『今忙しいからなぁ。静かにいい子に待てたら遊んであげよう。』
「やったー！ランボさんいい子だからヨユーだもんね！」
周りをうろうろし出したので騒いで約束を破るか飽きてイーピンさんのところに行くかすると思ったのだが、私の膝の上に収まりお絵かきを始めた。
この子本当に牛くんか…？と疑うほど日に日に懐かれるのは何故なのだろうか。
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こたつ - 前の作品から一気に読んでしまいました。とても楽しかったです。更新お待ちしてます！ (2022年7月21日 21時) (
レス) id: a73b8e0aaa (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 璃桜さん» ありがとうございます(*∩ω∩)ふぉぉそろそろ更新しないと怒られちゃう…！頑張ります…！ (2022年1月25日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです！作品お見かけしてから読む手が止まりませんでしたw 更新楽しみにしております！ (2022年1月21日 15時) (レス) id: 5e7d069fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ヤサさん» えへへ、ありがとうございます！思ってたより難航して全然更新出来ておりませんが、頑張っていきます…！ (2021年10月2日 15時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ヤサ(プロフ) - 委員長がすっっっっごい好きで何度も読み返してますw 更新待ってます！ (2021年9月25日 3時) (レス) id: 6dc077f6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2020年2月9日 20時
