251.追撃 ページ10
九条邸から私の部屋までシュパッとひとっ飛び―――したいところなのだが、隣人の不法侵入が多々あるので気軽に出来ない。
ので、裏口にひっそり降り立ちそこから勝手口の扉を開けて家に入る。
あぁ、やっと我が家だ自室だベッドだ万歳。今日は骸くんと恭弥くんの相手に加え博士というイレギュラーな来客で精神的に限界だ。
夕飯まで少しだけ時間があるのでただ何もせずベッドに横になろう。万が一恭弥くんがいたら明日の昼食を作ってやるから帰れと交渉して帰らせよう。
天に祈りを捧げながら私の部屋の扉を開けた。―――そして閉めた！
………うん、疲れてる。流石にそんなに暇じゃないでしょ、居るわけないもの。スケジュール的にも確か今イギリスでしょ。はい幻覚確定―――
「ゔぉおいﾞ！何閉めてんだテメェ！！」
『帰れ仕事しろ。』
「残念ながら特別任務扱いだぁ、お前も参加するんだぞぉﾞ。」
『…疲れ切ってる今の私にわかりやすく簡潔に事情説明。』
博士から聞いた説明をもっと噛み砕いたわかりやすい内容に置き換えて1日に2度も聞くとは思わなかった。
まぁ予想はしてた。マーモンくんもアルコバレーノですからね。
ここに来たのがスクアーロさんじゃなくてマーモンくんだったら代理戦スカウト確定だったんだけど、もしかしたら違うかもしれないじゃない？違くなかったんだけどさ。
薄々そんな気はしていた事と、実は他のアルコバレーノにスカウトされた事を話したら大層驚かれた。
そして他チームで参加すると嘘をついた。理由？面倒だからの一言に尽きる。
『というわけで、マーモンくんには悪いんだけど敵対したらよろしくって伝えておいて。』
「………ちっ、先を越されたんなら仕方がねぇ。戦場で会ったら死なない程度に殺してやるから覚悟しろぉﾞ！！」
『あははは、手の内全部知らないくせに。大口叩けるのも今のうちだよ？』
「ぬかせぇﾞ！返り討ちだ！！」
夕飯はホテルでボスの世話をしながら食べるらしいのでいらないそうだ。絶対荒れるじゃんアーメン。
去り際に着拒解除しとけクソカスと言われて思い出した。忘れてた。そういえばジュラの件特に何も言われなかったな。
多分私が疲れてるって言ったから追及しないでくれたんだろうなぁ。
暇で元気な時はしつこいけど、忙しかったり疲弊してる時は驚くほどあっさり引いてくれるからスクアーロさん好き。
恭弥くんは是非見習って。
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ほたる(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります(小声) (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結本当におめでとうございます！いつも楽しみにさせて貰っていました!他の小説も更新頑張ってください！ (2019年5月7日 0時) (レス) id: edb0ed493b (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ラムネさん» ありがとうございます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月3日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - 完結おめでとうございます！ (2019年5月2日 7時) (レス) id: 0d6f938cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» ありがとうございます！しれっと続編もあるのでそちらも是非！(宣伝) (2019年5月1日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年1月21日 5時
