249.対客 ページ8
せっかくなのでM・Mさんとゆっくりとお話してから帰ろうと思う。
恭弥くんは群れアレルギーで先に帰ってしまい、九条くんは犬くんにせがまれて宿題を教えている。
フランくんは私に怯えて骸くんの後ろに隠れている。
おかしいな、ちょっと挨拶のつもりで来たんだけど恐怖を植え付けてどうする。
生活居住区で各々過ごしていると、その外から誰かがこちらへ向かってくる足音が聞こえてきた。骸くんも気づいているっぽい。
ただこの足音、やけに軽いし早い。牛くんほど豪快でもないけどイーピンさんほど軽快でもないし…。けどあのサイズの来客であるのは多分間違いではあるまい。
あともう3人ほどスモールサイズの知人を知ってるけど、流石は復讐者と暗殺者と殺し屋なのだろうか彼らの足音は聞いた事がないので参考にならない。
隠れる様子もなく正面扉を開けて入ってきたのは緑色の髪に科学者の様な出で立ちの赤ん坊。
その胸に輝く緑色のおしゃぶりは、紛れもなくアルコバレーノの証拠だ。
確かリング争奪戦の時、沢田くん側に青色のおしゃぶりの子がいたような？そこにユニさんが加わって合計5人目か。あと2人が気になるところである。
真っ直ぐ骸くんの元へ向かうと何やら重要そうな話を始めたので席を外そうかと気を遣ったが、聞かれて不都合はないしむしろ協力してもらうためにも二度手間は御免なので聞いてほしいと言われた。
あれ？巻き込まれる確定かな？
赤ん坊の話によると、一週間後の日本にてアルコバレーノの虹の呪いを解くため各々代理者を立てて戦う代理戦争に骸くんに協力してもらいたいとの事。
リボーンくんは沢田くんに代理戦を頼むだろうから骸くんにとっても都合がいいだろうと言っていた。っというかまだ体乗っ取るの諦めていないのか。
一通り話も終わり、手を組む形で落ち着いた様なのでそろそろ横槍を入れても構わないだろう。
『やあ、ヴェルデ博士。ちょっと私に大人しく咬み殺されなよ。』
「アンタがヴェルデだったんだな！個人的に感謝してるんだ。金や研究施設だったら提供出来るから遠慮なく言ってくれ。」
「なんだこの両極端な奴らは！待てやめろやめ―――」
とは言えこのサイズをボコボコに咬み殺すと幼児虐待みたいで気が引けるので、幼体に影響のない力加減で棍を脳天に叩き込んだ。
やるなら徹底的に叩きのめせばいいのにとM・Mさんから追撃を希望された。
慈悲も容赦もないのか彼女。
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ほたる(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります(小声) (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結本当におめでとうございます！いつも楽しみにさせて貰っていました!他の小説も更新頑張ってください！ (2019年5月7日 0時) (レス) id: edb0ed493b (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ラムネさん» ありがとうございます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月3日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - 完結おめでとうございます！ (2019年5月2日 7時) (レス) id: 0d6f938cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» ありがとうございます！しれっと続編もあるのでそちらも是非！(宣伝) (2019年5月1日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年1月21日 5時
