276.決戦 ページ35
集会が終わったらしい九条くんから、すみませんがこのまま沢田側の作戦指揮を取りますと報告が入ったのが昨日。
一応影武者を用意して1日中風紀室に籠らせておきますので学校に行く形だけお願いしますと連絡がきたのが今朝。
そして現在午後3時、虹の代理戦争最終日開始1分前を知らせるアラートが鳴り響いた。
ちなみにだが、ボスウォッチはイェーガーさんに譲り私はバトラーウォッチを付けている。一番強いの彼だし。
九条端末はもう機能していない。彼が敵に回るだなんて初めての体験で身震いする。
3チームとも別々の場所にいるらしく、それぞれの炎を感じるので幻覚ではなく本物であるというのがバミューダさんの判断。
私としてはあの九条くんがいるのだから一筋縄ではいかないと思っている。
「僕らも3手に別れよう。皆殺しにして構わない。」
『おいコラ私が構う。』
「………はぁ。じゃあ半殺しまでだ。僕とイェーガーくんはリボーンくんに話がある。君もおいで、陽炎くん。」
バミューダさんが作ったワープホールを潜ると目の前には沢田くんたちがいた。相変わらず凄い精度だ。
昨日決裂したというのにまだ諦めていなかったようだが、何度問われてもリボーンくんの答えはNoだった。
バトル開始とともにイェーガーさんが沢田くんたちの背後に飛び、右腕くんの首を刎ねた時は全身の血液が凍ったが、博士たちが作った囮人形だと知り胸を撫で下ろした。
マーモンくんのチームも博士のチームも同じく囮人形で、しかも1人で向かったアレハンドロさんが沢田くん古里くんバジルくんの3人にやられたらしい。
やはり残りの時計で最強の選抜メンバーを揃えてきた訳だ。
ドンピシャで1人でいるアレハンドロさんを狙ってきたのはおそらく九条くんの入れ知恵だろう。私やバミューダさんの性格をよく理解している。
アレハンドロさんを倒してすぐに別の場所へ飛び立ったそうなので、幻覚で足止めをくらっているビッグピノさんたちの元へ向かったのだろう。
例え相手が格上だろうと、時に脆弱な草食動物たちは群れとなり強者に牙を剥く。
このままではビッグピノさんたちが危ない。
『バミューダ、俺が行く。』
「そうだね、念には念を入れ―――！？炎の群れを感じる！」
「わざわざ出向かなくてもお前らの相手はここにいるぞ。イェーガー、陽炎。」
そう言って物陰から出てきたのは、私のよく知る馴染み深い人物たちだった。
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ほたる(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります(小声) (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結本当におめでとうございます！いつも楽しみにさせて貰っていました!他の小説も更新頑張ってください！ (2019年5月7日 0時) (レス) id: edb0ed493b (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ラムネさん» ありがとうございます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月3日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - 完結おめでとうございます！ (2019年5月2日 7時) (レス) id: 0d6f938cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» ありがとうございます！しれっと続編もあるのでそちらも是非！(宣伝) (2019年5月1日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年1月21日 5時
