265.闇討 ページ24
中には既に九条くんがいた。
人の目もないんだしレイヴン役を真っ当しなくてもいいと思うんだけど、どこか楽しそうに深々と頭を下げている。
「お待ちしておりました、陽炎様。」
『今はそれやらなくてもよくない？』
「練習ですよ練習。咄嗟に素が出るよりいいでしょう。」
『…一理ある。あー、こほん。レイヴン、さっさと状況報告をしろ。』
「はっ。バミューダ殿が作戦実行員を連れて間もなく来られるかと思いますので暫しお待ちください。」
作戦？なんの？まぁその辺りは本人に説明してもらおうか。
それにしても九条くんが楽しそう。
幾度か言葉を交わしているとバミューダさんが数名の
彼が言うにはこうだ。
今、アルコバレーノの面々が代理者から離れているこのタイミングで奇襲をかける。
負傷させられれば御の字、時計を破壊出来れば大成功。
出来るだけ儀式の生贄に利用されないための最大考慮、だそうだ。
『儀式…？優勝者1人の呪いを解くための戦いって聞いてるけど？』
「あの男がそんな生温い事するものか。これは次期アルコバレーノを見定めるための茶番だよ。誰一人として呪いを解く気はないんだ、奴は。」
『…ねぇ、貴方たちの復讐者たる所以ってもしかして…。』
「以前軽くは話したが…九条くんもいる事だしもっと詳しく説明しようか。」
バミューダさんイェーガーさんを残して集まった
その間聞かされたチェッカーフェイスの事、奴から受けた仕打ち、
なるほど、それで生贄か。
『私を呼んだって事は参加させるつもり？』
「君は奴に恨みを持ってる訳じゃないから無理にとは言わないけどね。」
『確かに恨みはないけど、今回の参加者から新たなアルコバレーノが…犠牲者が出るんでしょう？黙って見過ごせない。そっちこそチェッカーフェイスを殺せば死ぬけどいいの？』
「復讐を果たせるのなら本望さ。」
彼がそう言うのならば、私は喜んで手を貸そう。
目的が少し変わってしまったな。
軽傷脱落、そして何としてでも優勝してチェッカーフェイスを目の前に引きずり出してやるんだ。
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ほたる(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります(小声) (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結本当におめでとうございます！いつも楽しみにさせて貰っていました!他の小説も更新頑張ってください！ (2019年5月7日 0時) (レス) id: edb0ed493b (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ラムネさん» ありがとうございます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月3日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - 完結おめでとうございます！ (2019年5月2日 7時) (レス) id: 0d6f938cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» ありがとうございます！しれっと続編もあるのでそちらも是非！(宣伝) (2019年5月1日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年1月21日 5時
