164話 シビアすぎる狭き門 ページ24
ジョークさん受け持ちクラスの真堂さんの手を勝己くんがバチンと弾いた時はひやひやしたが、反面よくぞやってくれたと思ったりもした。
なんか声色が嘘くさいというか、“個性”使ってないのに嘘か否かくらいだったら聞き分けらる特殊特技が発揮させられた瞬間であった。
さてプチイベントが起こりましたがようやくコスチュームを身に纏い会場入りです。
会場にはほぼ隙間なく受験者が詰め込まれ、ヒーロー公安委員会なる組織の目良さんより説明を受けている。
1500人を超える受験者に対し、条件達成者先着100名を通過というシビアすぎる狭き門。
その条件というのが、まず受験者各々好きな場所にターゲットを3つ取り付ける。
支給されたボールが当たるとターゲットは発光し、全て発光してしまうと脱落。3つ目のターゲットを当てた人が“倒した”とし、二人倒した者から勝ち抜けのルールだ。
支給されるボールの数は6つらしいのでターゲット3つ×二人の計6つ…合格ラインギリギリの数しか渡されない。
シビアどころの話ではなくなってきたし、このルールだと誰かに2つ当てられた獲物を横から掠め取るのが圧倒的に楽なヒーローらしくない試験になってしまわないか…？
と考察しているうちにドンドン話は進んでいくわけでして、流石に会場の壁や天井が外側に倒れた時は驚いたが、その向こうが森や工場地帯や高層ビルの街並みが広がっていて驚き通り越して笑えてきた。
私はターゲットを両手の甲と背中に付けた。
理由としては狙いにくく動かしやすい手の甲より背中を優先して狙ってくると踏んで、敢えてそちらに誘いサーチ―――必殺技へと昇格した空間感知の事だ―――で方向を把握し逆奇襲を仕掛けるためだ。
っていうかそんな事しなくてもこの試験は私に有利すぎる。見つけ次第
けど出来ればA組全員で受かりたいし、緑谷くんの言うようにみんなで協力し合った方が圧倒的にいい。
しかし我がクラスのツートップ様方は勝手にどこかへ行ってしまった。
勝己くんの方にはえーじくんと上鳴くんがついてったので平気でしょう。
轟くんは完全に単騎で離脱してしまったのでこっちについてこう。お友達放っておけないしね。
勝己お義母さんについてくと姑モード出てきそうとかは全然思っていないですよえぇ決して。
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Amuma - こんばんは！初コメ失礼します。夢主ちゃん面白すぎて大爆笑しながら、一気に読破しました。更新頑張ってください応援しています！ (2018年12月23日 23時) (
レス) id: 75d4b4369f (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - とても面白かったので一気に読んじゃいました…！更新待ってます(*^^*) (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - あ、あとおそらく特に推してるキャラが恐らく作者様に近くて、1人で勝手にヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉｲﾔｯﾌ-してます (2018年7月30日 22時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 学生さんとはやはり少し違っていて、いつもより新鮮な気持ちでヒロアカ夢小説を楽しむことができました。ありがとうございます!!続きを楽しみにしてます!! (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 1章から一気読みしてしまうくらい最っ高でした！多くのヒロアカ作品を読んできた私ですが、この作品は現在トップ独走中です。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年11月21日 11時
