155話 こんなに感動したのは久しぶり ページ15
流れるように二日経った特訓後。
細かい説明は端折るが連合から逃げる時に偶然出たプチブラックホールみたいなやつが完成しつつあります。
でもまぁ人命救急特化ヒーローで頑張ろうとしてるからあんまり攻撃技って必要じゃないんだけど。攻撃っていうか粉砕技だし。
瓦礫バラすのには重宝するよねって事で練習はしていたのでしたー。
発目さんが作ってくれるっていうベイビーちゃんが楽しみすぎて精神状態が大変安定しており今日すごく捗った。単細胞とか言わないで！
軽やかな足取りで発目さんのいる工房に入った。後ろに付いてきてくれているえーじくんと上鳴くんに一目で浮かれているのがわかるほど周りに花が舞っていたらしい。
中にはいらっしゃいと出迎えてくれたパワーローダー先生と、大型の新作ベイビーちゃんを組み立てる発目さんがいた。
えーじくんの新コスチューム、上鳴くんの新アイテムの説明がそれぞれ終わり、いよいよ私の番だ。
「そしてこれが貴女用の新作ベイビー、プラズマゴーグル！ブレスレット型無線スイッチと連動しているのですが、スイッチを入れるとゴーグルの淵にある小型カメラの映像がこのレンズにリアルタイムで映ります。これで貴女の目は外界をモニター越しに見ている事になるので“個性”が効かないはずですが、いかがですか？」
『どれどれ………。発目さん、すごい。天才。こんなに感動したのは久しぶりですありがとう凄腕デザイナー様…！』
「ﾌﾌﾌFFFFそんなに褒めても非戦闘時用プラズマ眼鏡しか出ませんよ！」
『発目さん…！！』
寮生活が始まってからは就寝時間以外ほぼこの工房にいるらしいので定期的に差し入れを持ってこようと決意した。
最初は断られたけどヒラメキに糖分は不可欠だと説得したら納得してもらった。
ゴーグルと眼鏡を丁重に受け取り工房を出た。まだコスチュームのままなので早速ゴーグル着用で。
相当ニヤついていたらしく、その事をえーじくんに指摘されつつ頭を撫でられた。
………あれ、轟くんに続き君まで保護者候補の仲間入りですか？私そんなに愛玩動物に見えますか？
「Aはなんか…めっちゃ慕ってくれる年の離れた妹みたいな…」
「わかる」
『心外』
背丈か。背丈の問題ですか。
そりゃ君らや勝己くんや瀬呂くんに比べたら20cm近く小さいけど…あれ、これ比較対象が大きすぎて余計に小さく見えるのでは？(絶望)
156話 護衛なのか見張りなのか→←154話 積年の悩みが簡単に解決するらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 710人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Amuma - こんばんは！初コメ失礼します。夢主ちゃん面白すぎて大爆笑しながら、一気に読破しました。更新頑張ってください応援しています！ (2018年12月23日 23時) (
レス) id: 75d4b4369f (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - とても面白かったので一気に読んじゃいました…！更新待ってます(*^^*) (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - あ、あとおそらく特に推してるキャラが恐らく作者様に近くて、1人で勝手にヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉｲﾔｯﾌ-してます (2018年7月30日 22時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 学生さんとはやはり少し違っていて、いつもより新鮮な気持ちでヒロアカ夢小説を楽しむことができました。ありがとうございます!!続きを楽しみにしてます!! (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 1章から一気読みしてしまうくらい最っ高でした！多くのヒロアカ作品を読んできた私ですが、この作品は現在トップ独走中です。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほたる | 作成日時：2017年11月21日 11時
