154話 積年の悩みが簡単に解決するらしい ページ14
『コスチューム改良？』
「そ！Aちゃんもいかね？」
次の日の訓練終了後、上鳴くんに誘われたのでえーじくんも一緒にサポート科の先生でもあるパワーローダー先生の工房へ向かう。
昨日緑谷くんたちが工房に入室する際爆発したって聞いたからいざという時逃げられるように準備しておこう。
そんな心配は杞憂となり、普通に入れた。
しかし中にいる女生徒は普通じゃなかった。
上鳴くんのナンパをものともせず自分の作業に戻りその後一切聞く耳を持たなかったのに、コスチューム改良の件になったら梟が如く首をぐるんと180°回転させて食いついてきた。
この人なんかどこかで見た事あるような…？
…あ、体育祭トーナメントで飯田くんと当たってたサポート科のめっちゃ自作発明アピールしてた人だ。思い出した思い出した。
一人で思考の渦にはまっていると、ピンク色の髪を揺らして私に話を振ってきた。
『え、えっと…私は特に変更点とかは………あ、私人の目を見ちゃうと自動的に思考が読めちゃう“個性”なんだけど、サポートアイテムでOnOff出来たらなーって。サポート会社には一度頼んだんだけど無理だったっぽくて…。』
「ほうほうなるほど！“個性”についてもう少し詳しく！」
『えっと、義眼やサングラスだと効かない…読むだけじゃなくこっちの思考も送れる…鏡やガラス越しは読めるけどテレビとかの液晶を通してだと効かない…あと多重“個性”使用時脳内処理しきれなくて真っ先に掘削される…とか？』
「…なんだ、思ったより簡単に解決じゃないですか。でしたら明後日までには私のドッ可愛い新作ベイビーをお作りしますよ！」
『頼もしい上に仕事早い…！あ、出来ればデザインは大幅変更なしで…。あと後回しでいいから日常的に使えるよう眼鏡タイプも欲しいな…とか。』
「なんて小さく可愛い我が儘でしょう。問題にもなりませんね！」
すごいぞ、積年の悩みが簡単に解決するらしい。
サポート科の…えっと…上鳴くんが発目ちゃんって言ってた気がする。ありがとう発目さん楽しみにしてる。
軽やかなステップで寮に戻ると勝己くんを発見したので今日は五目並べを挑みました。
これなら難しいルールもないし、えーじくん上鳴くんに加え瀬呂くんも混ざってみんなで共同スペースで順番に対局。
なお、私は学ばない模様。今日も相澤先生に怒られた。
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Amuma - こんばんは！初コメ失礼します。夢主ちゃん面白すぎて大爆笑しながら、一気に読破しました。更新頑張ってください応援しています！ (2018年12月23日 23時) (
レス) id: 75d4b4369f (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - とても面白かったので一気に読んじゃいました…！更新待ってます(*^^*) (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - あ、あとおそらく特に推してるキャラが恐らく作者様に近くて、1人で勝手にヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉｲﾔｯﾌ-してます (2018年7月30日 22時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 学生さんとはやはり少し違っていて、いつもより新鮮な気持ちでヒロアカ夢小説を楽しむことができました。ありがとうございます!!続きを楽しみにしてます!! (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 1章から一気読みしてしまうくらい最っ高でした！多くのヒロアカ作品を読んできた私ですが、この作品は現在トップ独走中です。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年11月21日 11時
