海柱、ブラック本丸にて。

嫌い ページ39

きよしside


きよし『薬研！？！？どうした！！何があったんだ！！！！』


薬研は目に一杯涙を浮かべていた


きよし『薬研...こっちにおいで、部屋で話をしようか。サンドイッチも持っていこう』


薬研「た"ま"こ"！！！」


きよし『ああ、俺も卵好きだ...うまいよな？』


薬研「う"ん"！！！！」


横抱きにして広間に出る、加州達にはすぐ戻ると伝えて返事したのを聞いてからまた足を進めた


部屋に着くまで薬研はずっと泣いていて、こいつがこんなに泣いちまうのはブラックだったことがまだ心に鎖やなんかががんじがらめになってんだろ


きよし『さあ、部屋に着いたぞ、降りるか？』


薬研「大"将"！！！も"う"俺"っ"ち"の"こ"と"嫌"い"か"！？！？」


それからは号泣していたが、おそらくこの清光と乱が考えた作戦じゃ、自分が俺と一緒にいれなくなるから昨日話そうとしたのに俺が天元を抱きしめてるのを見て、朝話そうとしたら清光に止められてついには俺に我慢しろと言われてしまった


きよし『泣かないと我慢してみたけど俺と清光たちが話してるのを見て涙が出てしまったと...』


そういう頃には薬研の涙は引っ込んでいた...あとちょっとで出そうだけど(((


薬研「大将が...グスッ...こんな泣きッ...虫...ヒック...いやだってわかってるッッ！！！」


きよし『薬研、お前はバカだな...俺はそんなん気にしないのに...薬研は俺が泣き虫だったら嫌いになってたか？』


薬研「俺っちがっ！！大っ将をっ嫌うわけない！！！」


きよし『ああ、俺も同じ気持ちだ...薬研、俺はお前が思ってる以上にお前のことが好きだよ...そりゃあ恋仲とか夫婦とか流れ出しな...否定してしまうけど』


薬研「俺っちは本当に！！」


きよし『...薬研がもし本当なら俺だって否定はしないさ...ただ肯定もできない、だけどもし俺がお前を好きになったらそん時は俺はお前に振られても好きになってもらうさ』


薬研「すぐ堕ちちまいそうだな...大将は男の俺っちでさえ惚れてんだ、それが未来の俺っちなら尚更さ」


男...俺もしかして男に好かれるタイプ？？？


ここにきていやな発見をした気がする(((


きよし『まあ、薬研俺が言いたいのは薬研が思ったことは全部言ってほしいんだ...俺がもしお前にとってつらいことを言ったらそれは嫌だって言っていいんだ...まあそりゃあ全部聞いてやれる訳じゃないけどな？』


俺が少し微笑めば薬研はならと口を開けた





薬研「俺っちから離れないでくれ！！！」

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