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彰 side
収録を終え、真っ直ぐ家に向かう。
その時一軒のケーキ屋さんが目に入った。
そこは詩織と香織のお気に入りの、我が家で『ケーキならこのお店』というようなところ。
記念日でも誕生日でもないけれど、香織にもきちんと謝りたいので、香織のお気に入りのケーキを買って帰ることにする。
店員「ご注文はお決まりでしょうか？」
彰「えーっと、チーズケーキ2つとフルーツタルトを1つ。」
店員「かしこまりました。少々お待ちください。」
店員「お待たせしました。1200円になります。」
彰「はい。」
店員「丁度お預かりします。ありがとうございましたー！」
二人の喜ぶ顔を想像すると、家に向かう足取りが軽くなる。
彰「ただいまー。」
詩織「お帰りなさい。…あら、その箱どうしたんです？」
彰「いつもの所で買って来ちゃった。ちょっと、香織に謝らなきゃと思って。」
詩織「何かあったんですか？そんなこと初めてですよね？」
彰「いや、………って事があってね。香織が初めて僕に対して『許さない』って言ったの。相当怒ってるなと思って。」
詩織「…私も色んな人に動画見せてました。私も謝らないとですね。」
彰「じゃあ、二人で謝ろうか。」
詩織「そうですね。」
彰「まずは香織に許可を取るべきだったな…。」
詩織「…さては彰さん、『許さない』って言われたこと結構刺さってますね。」
彰「そうだよ。かわいい娘にそんな事言われたら落ち込むに決まってるでしょ。」
詩織「きっと香織なら許してくれますよ。」
彰「だと良いんだけど…。」
詩織「夜ご飯の前までには帰るって言ってましたから、待ってましょう。」
彰「あー、緊張するな…。」
香織「ただいまー！」
詩織「お帰りなさい。」
彰「お帰り。」
香織「お腹空いたー！！」
詩織「今日は、香織のリクエストのグラタンにしたよ。手洗っておいで！」
香織「はーい！」
詩織「…あんまり怒ってはないみたいですよ。」
彰「良かった。」
香織「いただきます！」
彰「いただきます。」
詩織「どうぞ、召し上がれ。」
香織「ん〜、美味しい！やっぱりお母さんのグラタンが世界一！！」
詩織「私もそんなに美味しそうに食べてもらえて嬉しい！」
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中途半端ですみません。
最近沢山の方に読んでいただけているみたいで、とても嬉しいです！
感想やリクエストなどぜひぜひお待ちしております！！
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作者名：つっきー | 作成日時：2023年12月29日 20時
