偶然なんて… ゾム視点 ページ2
「もー！オスマン先輩はいつもいつも！」
オスマン「だってー楽しいんやもん♪」
「何がですかもう！」
ゾム「２人はいつからその関係なん？」
オスマン「えーっと…３年位前から？」
「そうですね、私が入社してからなので！」
ゾム「へぇー…その割にはずいぶん仲がよさそうで」
オスマン「せやでー、Aちゃんと俺は仲良しやもんねー」
「っちょ！先輩？」
オスマン「あれれー？お酒が回ったのかな？？？」
「っせ、先輩！？」
そういってAちゃんをこちょばすオスマン
ゾム「オスマン、やめてあげてや」
オスマン「おっと…すまんすまん！」
「ほんとにすみません…ゾムさん…」
ゾム「いえいえ……ん？」
…なんで俺の名前知ってるん？
「…？」
ゾム「えーっと…Aさん？はなんで俺の名前を…」
「あ、オスマン先輩からゾムさんの話を何度か聞いたことがあったのでそれで…急に知ってたら驚きますよね！すみません！」
ゾム「あ、全然大丈夫やで！気にせんといて！」
な、なに急に俺ドキドキしてるんやろ…変すぎるわ
オスマン「実はなー今日で俺とAちゃん別れなきゃいけないんやー」
ゾム「へ？」
「な、なんか誤解を生む言い方やめてください！…えーっと…私、会社移動することになって…」
ゾム「あ…ああー…そ、そやったんか」
オスマンめ…変な言い方しやがって
オスマン「そうそう！こうやってAちゃんと楽しく会話するのも今日で最後なんよー」
ゾム「そらかわいそうな話やなー…どこの会社に移動することになったんです？」
オスマン「たしか…ゾムの会社やった気がしたけど」
ゾム「え…」
「えぇ？！そ、そうだったんですか？！」
オスマン「せやでー…あれ、俺Aちゃんに言わへんかったっけ？」
「いってないですよ！」
オスマン「あらー…」
ゾム「…」
な、なんやこの偶然…もしかしたらこの子が俺の後輩に…？
そんなぞの期待をしてしまうのはなぜだろう…不思議だな
ゾム「(今日の俺はなんか変やな)」
そんなことを考えながら俺はお酒を飲んでいた
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