# 10 ページ10
．
ひま「お腹減ったなぁ〜」
「お昼食べる？」
ひま「食べる！」
ということで水族館の中にあるパンケーキ屋さんに行く。
ひま「ねぇみて！かわいすぎるこれ！！」
ひまの目の前にはペンギンの絵が書いてあるパンケーキが置いてある。
それにまたキラキラと目を輝かせていた。
ひま「食べるのもったいないよぉ〜」
「じゃあ俺が貰うよ？」
ひま「だーめー！！」
何に対しても反応が可愛い彼女は弄りがいがある。
そしてやっとひまがパンケーキを食べ始めた。
ひとくち食べると、ばっと俺の目を見て美味しい！っと言った。
もぐもぐ必死に食べている彼女も可愛い。
そんなことを考えていると、いきなりひまの顔が変わった。
俺の方を見ているが彼女の目に写ってるのは俺じゃない。
俺は後ろを振り返ると、
そこにはあの柾哉という男が女と手を繋いで歩いていた。
ひま「…」
さっきまでのきらきらしていた目は一瞬で消えて、パンケーキを食べる手を止めた。
柾哉という男の隣にいるのはきっと彼女さんだ。
見るからにわかる美男美女カップル。
彼女さんはひまと違って身長が少し高く大人な雰囲気をしている。
目の前にいるひまはもう気が沈んでいて、泣きそうな目をしていた。
「これ食べて元気出して」
俺はそう言って自分のパンケーキを1枚あげた。
俺のパンケーキにはペンギンじゃなくてカワウソの絵が書いてあった。
お皿をひまの方に渡すとひまはばっとまた顔を上げて、
ひま「んふふ、ありがとっ！」
俺の大好きなその笑顔を向けてくれた。
それからまたパンケーキを頬張っていく。
その笑顔のためなら俺はなんでも出来るような気がした。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お気に入り登録者数が急激に増えていてちょっと驚きが隠せない緋鞠です。
ぜひこれからもよろしくおねがいします！
よろしければ下の星もポチッと押してくれると嬉しいです！
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 286人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：東雲 | 作成日時：2021年7月25日 17時
