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No.2帰り道 ページ2

部活が終わると私とお兄ちゃんとお兄ちゃんの友達の直哉先輩、そして…智樹先輩と共に帰ることとなった


あ「もうお兄ちゃんって過保護だから1人で帰らせてくんないんだよ」


とよく友達には文句を言うが、実際は嬉しくて、大好きな時間だ


学年の違う先輩と話せる時間なんてこの時だけなのだ


さっきからお兄ちゃんと大輔先輩が好きなゲームについて熱く語りあっている


つまり、私的にいうと、先輩と2人きりの特別な時間なのであって…


あ「あ、あの…」


智樹「ん?」


先輩は優しくこっちを振り向いてくれる
その笑みに私の胸はギュッと詰まった


あ「…っ」


ダメだ…もともと人と話すのが得意じゃないのに先輩の前となるとことさら喋れなくなるのだ


智樹「そういえば、そのキーホルダー」


あ「え…?」


智樹先輩は私のバックについているウサギのキーホルダーを指差した
誕生日に先輩からもらったものだ


智樹「使ってくれてるんだな、それ」


あ「はい!すっごくかわいくてお気に入りなんです!」


思わず意気込みで答えたら、


あ「あ!」


階段から足を踏み外した


あ「キャッ」


その時フワッと抱きかかえられる


智樹「大丈夫か?」


あ「…っ」


突然近いたその距離に思わず顔が赤くなる


智樹「怪我ない?」


心配そうに見つめてくるその目にますます赤くなるのがわかった


あ「だ、大丈夫れす。ありがとうございます。」


噛みながらもなんとかそう告げると、コツンと頭を叩かれた


智樹「ったく気をつけろよな」


あ「はい」


前を歩くお兄ちゃん達に追いつくように私と先輩も走りだした

No.3廊下にてー先輩side→←No.1剣道場



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設定タグ:名前変換オリジナル , 短編 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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Mizuho - どうしてこんなに評価が低いの?全然面白いのにな〜。 これからも頑張って下さい! (2015年6月23日 22時) (レス) id: 67cc3aa9ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月 | 作成日時:2015年1月31日 23時

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