･第17話だよっ♪♪ ページ17
時刻は遡り30分前＿＿＿
廊下で佇むのは容姿の良く似た双子の少年達。いずれもカッターを手に持ち殺意が湧き出ている。
再びカッターを振り上げ、攻撃しようとするピンク色のヘッドホンをした少年。
しかし僅か一瞬の隙で形勢は逆転。青の少年が彼を壁際まで追い詰める。
「…そろそろ終わろう、兄貴。」
そう言いカッターを持ち上げる彼を見てピンクの少年は
“笑った”のだ
「やっぱりゆうたくんの方には書かれてなかったんだね。」と。
涙を流して。
どうして彼が涙を流すんだろうか。
あの時“ゆうたくんを殺してでも俺は生き残るけどね”と言ったのは彼なのに。
「っんで…！なんで兄貴が泣くの！？泣きたいのは俺の方だよ！」
そんな彼の質問に彼は答えない。
下を向いたまま、一つ、二つと床に雫が零れていく。
「…兄貴？ねぇ、兄貴！？…どういうこと？兄貴の命令は何だったの！？」
「あはは、それは言えないなぁ？
俺さ、ゆうたくんのせいで死んじゃうんだよ？
っなんでお前が死なないの！？｣
青の少年は光のない目でカッターを振り上げる
。そして彼の胸元に＿＿＿＿
あーあ、殺しちゃった。
ゆうたくんったら悪い子。
ﾄﾞｻｯと音をたて倒れていく“ひなた”
彼の手に握られているのはスマホ。画面にはメールの下書き。宛先は＿＿＿＿君だ。
“ゆうたくん”
その文を読んだ彼は膝から崩れ落ちていく。
何度も何度もごめん、ごめん。と呟いて。
“ゆうたくんへ
ゆうたくんの命令には書かれてなかったのかな？
俺の方には続きがあってさ。
“自分が死ぬと相手は助かる”
そう書いてたんだ。でもそれって俺はゆうたくんに殺意向けられないといけない。ってことじゃん？
俺はあんな方法しか思いつかなかった。
ごめんねゆうたくん。本当にごめんね。
＿＿＿ゆうたくんは俺の最k”
…ここでメールは途切れている。
「なんでだよっ…！！兄貴！！兄貴！！」
と泣き叫ぶゆうた。けどもう遅い。
だってほら、ひなたはもう死んじゃったんだから。
･第十七話でございます。→←･十五話ですよ！Amazing…☆
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亜里沙 - Knights を護る騎士でいたかったさん» 返信遅くてすいません！コメントありがとうございます！王様は結構以外な人物かもしれません…笑これからもよろしくお願いします！ (2017年10月28日 19時) (
レス) id: 8aac606ed4 (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった - 王様と言えばレオぴしか思い付かないんだが← (2017年10月19日 15時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮香 | 作成日時：2017年10月19日 15時
